...嘉慶の青墨で、大して古いものではないが、この程度が丁度手頃なのである...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...中国の昔の青墨、即ち松煙墨は、淡くしてみると、非常に美しい色になる...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...ところで古い青墨と普通の油煙墨とを...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...青墨の方が、やや石墨に近い性質を示すので、結晶性を帯びていることがわかる...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...ごく上等の青墨を少しうすめた時のような色をしている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...支那の旧い時代の墨にはいわゆる青墨が多くて...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...それは悪い青墨の場合であると私は贔屓目に考えている...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...良い青墨で描いた米点の遠山など...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...こういう青墨は、松煙墨であって、松崎鶴雄氏の『支那の文房四宝に就いて』をみると、漢の時代には陝西省の終南山辺の松を焚いて、その松煙を採ったそうである...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...青墨のあの透きとおるような美しい青みは何から来るものであろう...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...それで青墨と油煙墨との墨色の差は...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...青墨の墨色にも油煙墨の墨色にも似た色調のものが幾種類もある...
中谷宇吉郎 「墨色」
...唐墨などの青墨と油煙墨系統のものとの墨色の差は子供にも十分分る位はっきりしたものであることを初めて知ったのである...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...India Rubber と彫った小型の銀筥(ぎんばこ)の中の青墨をコカインに溶いて手の甲に塗ってみるなぞ...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
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