...四谷から向島の露伴舊居蝸牛庵にいたる一日の行遊が...
心猿 「露伴忌」
...露伴の処女作はこれより以前に『禅天魔』というのがあったが終に発表されなかった...
内田魯庵 「露伴の出世咄」
...露伴の名をして一躍芸壇の王座を争うまでに重からしめたのは『風流仏』であった...
内田魯庵 「露伴の出世咄」
...鏡花露伴両氏の作ただ今持ち合せず...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...然し露伴さんは谷中に来てからの知合で...
高村光太郎 「回想録」
...また人の文学を談ずる事あれば当今小説家と称するもの枚挙に遑(いとま)あらざれど真に文章をよくするものに至つてはもし向島(むこうじま)の露伴(ろはん)子を措(お)きなば恐らくは我右に出(いづ)るものあらざるべしと傍若無人(ぼうじゃくぶじん)しきりに豪語を放ちて自ら高うせしかば新進気鋭の作家一人として青軒を憎まぬものはなかりけり...
永井荷風 「書かでもの記」
...されば支那小説の事に関してはわれもまた露伴子と共に決して人後に落つるものならずと言ふ...
永井荷風 「書かでもの記」
...露伴先生は、中国の神仙道一般に興味をもっておられたが、とくに丹道には、深い関心をもたれたようである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...露伴先生は信用されていない...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...露伴先生が考えられたことを話されて...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...露伴先生は痛く国情を憂い...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...この映画は試写には露伴先生にまみえ...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...露伴先生が原子核物理学の専門書を読まれ...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...話はお好きだし、御記憶は生き生きしてゐるし、御藏橋の近くで齋藤緑雨の死を思ひ出されて、明治三十七年の十一月の或るうそ寒い夕方、幸田露伴、與謝野寛、戸川秋骨の諸氏とみすぼらしい座棺のあとに從ひながら、三河島火葬場へ向ふべく同勢わづか七八人でその御藏橋を渡つて行つたといふお話などは、殊更に自分の胸を強く打つものがあつた...
南部修太郎 「日曜日から日曜日まで」
...幸田露伴(こうだろはん)さんの本などは大切なものであるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ひとりは幸田露伴翁である...
吉川英治 「折々の記」
...もし菊池氏が露伴翁ぐらゐな年齡まで生きてゐたら...
吉川英治 「折々の記」
...とても露伴翁の書に...
吉川英治 「折々の記」
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