...宇宙線が霞(かすみ)のように棚曳(たなび)いている...
海野十三 「蠅」
...月光或は日光によりて生ずる霞なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...春の霞(かすみ)の薄く被衣(かつぎ)のようにかかる二三月のころまでの山々の美しさは特別であった...
田山花袋 「田舎教師」
...此処に腰かけると霞が浦は一眼だ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...霞(かすみ)を餐(さん)し...
夏目漱石 「草枕」
...ほんのり霞(かす)むような美しい身体(からだ)が気になります...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...もっぱら煙霞療養に専念しているので...
久生十蘭 「だいこん」
...朝霞と保平の一件などは...
久生十蘭 「無月物語」
...海没都市見よ! 死の佇んでいる玉座をそこは人知れぬひそやかな都市霞なる西方の深い窪地にあり善人悪人聖人極悪人みな永遠の眠りについている...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...霞は人の心を引きくるめて沙婆のまんなかへつれて来る...
宮本百合子 「秋霧」
...夕まぐれほのかに花の色を見て今朝(けさ)は霞の立ちぞわづらふという歌である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...霞亭の遺事は他日浜野氏が編述し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...神辺(かんなべ)から帰つて宴に列つた霞亭は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」此より霞亭は山内子亨を伴つて京の歳寒堂に帰つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...彼牀頭の小珠が北条霞亭の敬に生ませた女だらうと云ふことに想ひ到つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今にして思へば茶山が詩集後篇の序文を霞亭に求めたことは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...乳色の霞(かすみ)の空から穏やかな川波が...
吉川英治 「江戸三国志」
...霞(かすみ)の晴れるまに大門(だいもん)峠を越え...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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