...入山辺の霞山荘からは...
石川欣一 「可愛い山」
...どうどうどうどうと穏やかな響きを霞の底に伝えている...
伊藤左千夫 「春の潮」
...霞立ったような河の水が...
林芙美子 「河沙魚」
...朝霞は父や兄から泰文の評判をきき...
久生十蘭 「無月物語」
...北条譲、字(あざな)は子譲(しじやう)又景陽、霞亭、天放等の号がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは多く霞亭の詩歌文章を読まない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霞亭が既に娶つて未だ仕へざる間にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霞亭の卜する所の宅は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此年十二月に霞亭は凹巷の書を得て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霞亭の遺事を其後に追記しようとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...商品として売り出す村があった(霞(かす)む月星)...
柳田國男 「食料名彙」
...川上は遠く霞んで居るけれども...
柳田國男 「夢と文芸」
...翁と同行にて霞が関へ出頭せよという藩公からの御沙汰があった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁は毎夜のように侯爵黒田長知侯のお召を受けて霞ヶ関に伺候した...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その外を百姓や役人たちが雲霞(うんか)の如く取り巻いて気勢を揚げている様子だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どッと崩れ立つと一人も残らず雲霞と逃げ散ってしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...雲霞(うんか)のようにここを遠巻きに...
吉川英治 「私本太平記」
...夜霞(よがすみ)のあとになって行く...
吉川英治 「新書太閤記」
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