...もう誰か通つた・雪のあしあとのあとをふんでゆく・霜ばしら踏みくだきつゝくらしのみちへ・雪どけみちの兵隊さんなんぼでもやつてくる・大きな雪がふりだして一人・おぢいさんは唄をうたうて雪を掃く・朝の墓場へもう雪が掃いてある一月廿八日ゆつくり朝寝...
種田山頭火 「其中日記」
...落ちる日としてしばしかゞやく・あんたに逢ひたい粉炭はじく・霜をふんでくる音のふとそれた・右は酒屋へみちびくみちで枯すゝき・いつも尿するあとが霜ばしら・何だか死にさうな遠山の雪障子に冬日影の...
種田山頭火 「其中日記」
...大きいの小さいのが霜ばしら葉のない枝が...
種田山頭火 「其中日記」
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萩原朔太郎 「短歌」
...霜ばしら今たふれぬべきを知りつゝ...
樋口一葉 「琴の音」
...霜ばしら今たふれぬべきを知りつゝ...
樋口一葉 「琴の音」
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山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
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三好達治 「一點鐘」
...まだ霜ばしらのある湿地を...
吉川英治 「御鷹」
...冬は氷や霜ばしらに虐(しいた)げられ...
吉川英治 「剣の四君子」
...日かげの霜ばしらは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...霜ばしらのように刺さっていて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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