...」霙(みぞれ)まじりの雨も...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...登るに従って霙まじりの猛烈な風に変った...
石川欣一 「可愛い山」
...それが霙になった...
石川欣一 「可愛い山」
...霙と霰と雪とが代はる代はる風に吹かれて窓を打ちます...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...そのうちに霙(みぞれ)が降りつゞき...
相馬泰三 「夢」
...上海(シャンハイ)の霙(みぞ)るゝ波止場(はとば)後(あと)にせり二月二十六日 箱根丸船中...
高浜虚子 「五百五十句」
...思ひだしたやうに霙が降る...
種田山頭火 「行乞記」
...最も強い雨や、雪や、霰や、霙でも、ただ一つの点で彼に立ち優っていることを誇ることが出来るばかりであった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...霙交りの雨が、ぽつりぽつりと落ちてくる気配だった...
豊島与志雄 「神棚」
......
中原中也 「山羊の歌」
...霙とは異(ちが)うものである...
中谷宇吉郎 「雪」
...お前の「大変」が降るようじゃ」「霙(みぞれ)と間違えちゃいけません――兎も角...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雪(ゆき)霙(みぞれ)の先触れをして...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...今や大束な霙(みぞれ)さえ交えてにわかに吹きつのる様子...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...霙いろの洋館はカーテンところ/″\烈しく裂けるすさまじき許り...
正岡容 「山の手歳事記」
......
森川義信 「霙の中」
...霙(みぞれ)の降っているその突端の岬に見える所が火燧崎だ...
横光利一 「夜の靴」
...もう金峰の上には霙(みぞれ)が来るッていうぜ...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??