...目ニ見ルガ上二紛霏之影ヲ一...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...途中から霏々として降り出した綿のような雪さえも...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...細雨霏々午に至つて霽る...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...雨霏々...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...寒雨霏...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...梅雨霏々...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...秋霖霏...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...帰途秋霖霏々たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春雨霏...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...春雨や小磯の小貝濡(ぬる)るほど終日霏々(ひひ)として降り続いている春雨の中で...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...霏々と降ってゐる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...(四月二十八日)春雨霏々(ひひ)...
正岡子規 「墨汁一滴」
...五律の前半に、「入春纔九日、白雪再霏々、未使花香放、奈何鶯語稀」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...とうとう」燈火をうけて霏々(ひひ)と舞いくるう雪の美しさに...
山本周五郎 「日本婦道記」
...霏々(ヒヒ)雪ノ飛ブガ如シ...
吉川英治 「三国志」
...その霏々(ひひ)たる雪片と異ならず...
吉川英治 「三国志」
...雪かぜは霏々(ひひ)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...もうお互いの姿も見えない白毫(はくごう)の霏々紛々(ひひふんぷん)なのだ...
吉川英治 「源頼朝」
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