...それによると赤痢及び小児霍乱(コレラ)は全く無く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...前者の「秋の空尾の上(え)の杉(すぎ)に離れたり」「息吹きかえす霍乱(かくらん)の針」「顔に物着てうたたねの月」「いさ心跡なき金のつかい道」等にはなんらか晴れやかに明るいホルンか何かの調子があるに対して「つたい道には丸太ころばす」「足軽の子守(こもり)している八つ下がり」その他には少なくも調子の上でどことなく重く濁ったオボーか何かの音色がこもっている...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...大将軍衛青(えいせい)・嫖騎(ひょうき)将軍霍去病(かくきょへい)の武略によって一時漠南(ばくなん)に王庭なしといわれた元狩(げんしゅ)以後元鼎(げんてい)へかけての数年を除いては...
中島敦 「李陵」
...霍去病(かくきょへい)が死んでから十八年...
中島敦 「李陵」
...大将軍の甥(おい)にあたる嫖騎(ひょうき)将軍霍去病(かくきょへい)がそれを憤って...
中島敦 「李陵」
...遺詔(いじょう)によって侍中奉車都尉(じちゅうほうしゃとい)霍光(かくこう)が大司馬(だいしば)大将軍として政(まつりごと)を輔(たす)けることになった...
中島敦 「李陵」
...新帝はいまだ幼少のこととて君が故旧たる霍子孟(かくしもう)・上官少叔(じょうかんしょうしゅく)が主上を輔(たす)けて天下の事を用いることとなったと...
中島敦 「李陵」
...まるで鬼の霍乱(かくらん)だな」と云って...
夏目漱石 「行人」
...兼坊(けんばう)そんなに頭(あたま)を日(ひ)に照(て)らし付(つ)けると霍亂(くわくらん)になるよ...
夏目漱石 「門」
...「季節外れの霍亂で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――その霍亂が、駿河臺の御屋敷から屆いたお菓子を喰つた晩から起つて、翌る日の陽の目も見ずに、若樣が冷たくなつて居たとしたら、どんなもんで」「それは知らなかつた」平次も豫想外の顏色です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――その霍乱が、駿河台の御屋敷から届いたお菓子を喰った晩から起って、翌(あく)る日の陽の目も見ずに、若様が冷たくなっていたとしたら、どんなもんで」「それは知らなかった」平次も予想外な顔色です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五十前後の鬼が霍乱(かくらん)を患ったような悪相の武家...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...辻斬と霍亂(くわくらん)は大嫌ひで」八五郎は肩を縮めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一を霍乱(かくらん)という...
森鴎外 「みちの記」
...劉表の中郎将だった霍峻(かくしゅん)というものが...
吉川英治 「三国志」
...玄徳は最初のとおり霍峻(かくしゅん)と孟達(もうたつ)の二将にあとの守りをまかせて...
吉川英治 「三国志」
...孟達が逃げ戻ってきたのを見て、霍峻は驚き、成都に向って救いの早馬を送った...
吉川英治 「三国志」
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