...くわくらん(霍乱)の薬なるべしと嘲笑(あざわら)ひ候まま...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...芝(しば)の増上寺(ぞうじょうじ)の涅槃会(ねはんえ)へ往っていた権八郎がその夜霍乱(かくらん)のような病気になって翌日歿くなり続いて五月二十七日になって女房が歿くなった...
田中貢太郎 「四谷怪談」
...母は安彦が六歳の夏そのころ霍乱(かくらん)と言いけるコレラに斃(たお)れ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...新帝はいまだ幼少のこととて君が故旧たる霍子孟(かくしもう)・上官少叔(じょうかんしょうしゅく)が主上を輔(たす)けて天下の事を用いることとなったと...
中島敦 「李陵」
...霍子孟(かくしもう)と上官少叔(じょうかんしょうしゅく)からよろしくとのことであったと...
中島敦 「李陵」
...兼坊(けんばう)そんなに頭(あたま)を日(ひ)に照(て)らし付(つ)けると霍亂(くわくらん)になるよ...
夏目漱石 「門」
...――五日前」「その十次郎樣といふのが霍亂(かくらん)で死んだといふのだらう」「へエ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「季節(しゅん)外れの霍乱で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鬼の霍乱が萎(しお)れ返った様子は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鬼の霍亂(くわくらん)が萎(しを)れ返つた樣子は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...霍亂(かくらん)か何かのやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三日前から霍乱(かくらん)に罹(かか)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三日前から霍亂(くわくらん)に罹(かゝ)つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「詳(くは)しく話してくれ、どうも聽き捨てにならない事らしい」「それどころぢやありませんよ、去年の夏霍亂(かくらん)で死んだ小僧の友吉だつて、私は暑(あつ)さ中(あた)りや霍亂とは思へなかつたんです、町内のお幇間(たいこ)醫者が、胡麻化してしまつたけれど、霍亂が、あんなひどい苦しみやうをするでせうか」「待つてくれ、まるで、おれのせゐみたいぢやないか、誰が一體殺されかけたといふんだ」「叔父さんの孫三郎――御存じでせう、あの氣むづかしやの」「知つてるとも、長者町の貧乏神――」八五郎は口を容れて、あわてて頭を引つ込めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それとも霍乱(かくらん)でも起してひっくりかえってたのか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...霍峻にも同様の命が下り...
吉川英治 「三国志」
...霍峻(かくしゅん)...
吉川英治 「三国志」
...孟達が逃げ戻ってきたのを見て、霍峻は驚き、成都に向って救いの早馬を送った...
吉川英治 「三国志」
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