...否定の調子を寓する霊腕を有している...
夏目漱石 「虞美人草」
...在来の御家流に唐様を加味した霊腕を揮ったことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...美の永遠を祈請して悪魔を呼ぶ事露月の霊腕になった美麗華奢(きゃしゃ)をきわめた画面に驚嘆した片里は...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...犯人の住居までも突止めたるは偏(ひとえ)に吾が狭山鬼課長の霊腕に依(よ)るものと云うべく...
夢野久作 「暗黒公使」
...この二つを拠所(どだい)にして君が霊腕を揮(ふる)ったらドンの絶滅期して俟(ま)つべしじゃないか...
夢野久作 「爆弾太平記」
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