...スキーはまだ使えない...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...まだ濡れているから、使えない...
梅崎春生 「狂い凧」
...井戸が使えないことをすぐ知らせられますよ」「えらいッ……」中尉と二人の警官とは...
海野十三 「空襲警報」
...火薬も少量しか使えないので...
海野十三 「少年探偵長」
...この中で原子爆弾が使えないのは...
海野十三 「超人間X号」
...」お馬鹿さんなどという愛称は、私には使えない...
太宰治 「女の決闘」
...「ねえ、あなた、今日は七兵衛の奴が珍しくどこかへ出かけてしまいました、その後に鎧櫃(よろいびつ)が置きっ放しにしてありますから、見るだけでも見て下さい」「鎧櫃がどうしたの」「その鎧櫃の中に、見せびらかしの金銀がいっぱい詰め込んでありますのを、置きっ放して七兵衛の奴が、珍しく早朝からどこかへ行きましたから、見るだけ見ておやり下さいと申し上げているのです」「見たって仕方がないじゃないか、金銀は見るものではなくて使うものだ、使えない金銀は、見たって仕方がない」「あれだ、あれだから、お殿様は仕方がない――」とお絹は神尾主膳の膝をつっつきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれは但馬守ほどに剣術は使えないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...その公式は全然使えない...
中谷宇吉郎 「泥炭地双話」
...おれは江戸っ子だから君等(きみら)の言葉は使えない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...人間のことばは使えないが...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...登記の手続に用いるものだから請願書には使えないと説明した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...誰の声(こわ)いろも使えないらしく...
正岡容 「小説 圓朝」
...なめらかに)4 洋室(こわれて使えないマントルピースの前の...
三好十郎 「冒した者」
...こんなに心が混乱していてはこれも使えない...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...かたほうのはねがうまく使えないらしく...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...一片の炭もむだには使えないことを思って...
山本周五郎 「青べか物語」
...双手(もろて)が使えないだけに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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