...温泉地には数多くの霊泉がある...
...この地域の霊泉は効能が高いと有名だ...
...その霊泉に浸かると疲れが取れるという...
...霊泉を利用した日帰り温泉もある...
...今度の旅行は霊泉を巡る予定だ...
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高村光太郎 「智恵子抄」
...哲士の性情を論ずといふかその胸にはすなはち大慈大悲の霊泉を湛へその腔にはすなはち神妙壮美の世界観を包蔵す...
津田左右吉 「史論の流行」
...サロン何とかいったような陽気な仙境(せんきょう)に桃源(とうげん)の春を探って不老の霊泉をくむことにしよう...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...ルビーを霊泉の水に溶かしでもしたら彼の円山の緋鶏頭(ひげいとう)の色に似た色になるであろうか...
寺田寅彦 「札幌まで」
...玲瓏(れいろう)玉を溶かせるごとき霊泉の中に紅白の蓮華が一時に咲き満ちたような感じがしたのであった...
寺田寅彦 「二つの正月」
...汲めども尽きぬ霊泉となりました...
豊島与志雄 「立札」
...この霊泉は知る人も少ないらしく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私共はこの沃地に湧き出る詩の霊泉を汲んで...
野口米次郎 「能楽論」
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前田普羅 「普羅句集」
...この謡(うたい)に猩々が霊泉を酒肆(しゅし)の孝子に授けた由を作ってより...
南方熊楠 「十二支考」
...黒田家の菩提所広尾祥雲寺境内霊泉寺の塋域に葬られた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...先年信州の霊泉寺温泉へ湯治に行ってからというものぴったりと痛みがとまったという...
矢田津世子 「茶粥の記」
...霊泉寺温泉の宿に着いた頃は...
矢田津世子 「茶粥の記」
...霊泉寺の朝は小鳥の声で明ける...
矢田津世子 「茶粥の記」
...「霊泉禅寺」と大きな額が本堂の正面にかかっていた...
矢田津世子 「茶粥の記」
...社頭の霊泉をミタラシと呼ぶことも...
柳田国男 「年中行事覚書」
...祭の日に神輿(みこし)を霊泉の上に迎えまつる例についても...
柳田国男 「年中行事覚書」
...はやくその霊泉(れいせん)で洗ってやるがよい...
吉川英治 「神州天馬侠」
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