...カーテンの蔭に慄然(りつぜん)と身震いした...
海野十三 「地球盗難」
...思わず身震いした...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...何とも云えない寂しさに我知らず身震いいたしました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...ついには――あまりの恐ろしさに彼は身震いした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...ぶるんと一つ大きく胴震いして...
太宰治 「畜犬談」
...竦然(ぞっ)とするような事件のために身震いして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...眼に見えぬくらいかすかに身震いをしていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...敏子はかるく身震いをした...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...彼女は身震いしてるらしかった――おそらく驚きのためだったろう? 彼女は口ごもりながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...消えた瞬間に私はぞっと身震いをした...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...山田は何とも云えずぞっと身震いがした...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...しかも重量が勝っているため、砕けず、散らず、勢いが強まれば強まるほど、既に固体に近くなって、轟々の響音のみが、地心にとおるかとばかり、震いうめく...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ベルナアルさんのこの身震いは春が来るまでずっと続いていた...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...政府虚威を逞しゅうすれば人民はこれに震い恐れ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一重桜は戦栗(みぶるい)をして病葉(びょうよう)を震い落し...
二葉亭四迷 「浮雲」
...今後の探検に身震いした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...とにかくラズルダズル誌に描くより実入りがいい」メアリが身震いした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...サヴェスチカヤ湾………おゝコモールスカヤ市………おゝバム鉄道………その名を聞くたびに身内をめぐる新鮮な身震いを感じウスリの少女らが頭に巻くハネガヤの花のような芳醇さを疲れた胸に吹き込むそれらの名前は数万の...
槇村浩 「ダッタン海峡」
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