...大震と猛火とは東京市民に日比谷(ひびや)公園の池に遊べる鶴と家鴨(あひる)とを食(くら)はしめたり...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...びくびくと身内が震えて...
泉鏡花 「悪獣篇」
...或者は又地の震ふたびに毀れる家の中に起つた火事で焼け死んで了つた...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...お前の震へてゐるのが何ともいへず美しい...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...それで火山(かざん)が地震(ぢしん)の安全瓣(あんぜんべん)となるわけであらう...
今村明恒 「火山の話」
...それと同時(どうじ)に地震波(ぢしんぱ)は地球内部(ちきゆうないぶ)の方向(ほうこう)にも進行(しんこう)して反對(はんたい)の方面(ほうめん)に現(あらは)れ...
今村明恒 「地震の話」
...ブル/\と身震ひして...
高山樗牛 「瀧口入道」
...文政四年十一月には、岩代の地震...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...婆(ばあ)さんも門野も大いに地震の噂(うわさ)をした...
夏目漱石 「それから」
...震災後の浅草は昭和八年に...
古川緑波 「浅草を食べる」
...この分で行けば上半期のうちに不当な利息も大方支払ひ済みとなつてこれほどまでの大地震を持続さす要もなくなるであらうと語り合つてゐるのだ...
牧野信一 「沼辺より」
...やっぱし、そいじゃ、さっきの地震で、上からくずれて来たんだ...
三好十郎 「胎内」
...お互いさ」「――畜生!」正吉は身を震わして叫んだ...
山本周五郎 「お美津簪」
...二人の鼓膜を震憾して通過したので...
夢野久作 「怪青年モセイ」
...震災以前の東京市民...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...「地震の瀑」といふのがある...
吉江喬松 「霧の旅」
...わなわなと震わせていた...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
...地震で逃げ出したときには附近のものが互いに火を警戒し合ったので...
和辻哲郎 「地異印象記」
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