...横なぐりの風が霧と一緒に雹を吹きつけて来たのである...
石川欣一 「山を思う」
...そして雹(ひょう)がとんでいた...
海野十三 「空中漂流一週間」
...背中一面時ならぬ雹の御見舞を受けた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...六月に入りて、雹さへ降りたり...
大町桂月 「中野あるき」
...地気天に上騰(のぼり)形(かたち)を為(なし)て雨○雪○霰(あられ)○霙(みぞれ)○雹(ひよう)となれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...(雹(ひよう)は夏ありその弁(べん)こゝにりやくす)地の寒(かん)強(つよ)き時は地気(ちき)形(かたち)をなさずして天に升(のぼ)る微温湯気(ぬるきゆげ)のごとし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...風を起し雹(ひょう)を降らして...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...稀有の降雹(こうひょう)の一粒の目方が八匁五分六厘と数字が出ている...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...雹(ひょう)や霰(あられ)もさほど珍しくはない...
寺田寅彦 「凍雨と雨氷」
...譬へば雪と雹霰と雲より出でて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...雹や雷雨は名物である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...成人(おとな)の握掌大(にぎりこぶしほど)の素晴しい雹が降った時も然(そう)だった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...雹は非常に恐しいもので...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...雹(ひょう)など沢山の種類があり...
中谷宇吉郎 「雪」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...ゆうべの豪雨が此の地方では多量の雹(ひょう)を伴っていたため...
堀辰雄 「菜穂子」
...「電報が来たとよ!」「雹(ひよう)が降つたのか? そいつは困つたのう」「違う...
三好十郎 「おスミの持参金」
...雹(ひょう)に交(ま)じって砂礫(されき)を吹きつける...
吉川英治 「新・水滸伝」
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