...横なぐりの風が霧と一緒に雹を吹きつけて来たのである...
石川欣一 「山を思う」
...雹(ひょう)の様に降り注いだのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...地気天に上騰(のぼり)形(かたち)を為(なし)て雨○雪○霰(あられ)○霙(みぞれ)○雹(ひよう)となれども...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...稀有の降雹(こうひょう)の一粒の目方が八匁五分六厘と数字が出ている...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...雹(ひょう)や霰(あられ)もさほど珍しくはない...
寺田寅彦 「凍雨と雨氷」
...既に五年前も成人(おとな)の拳大(こぶしほど)の恐ろしい雹を降らした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ある慾深(よくふか)の若い百姓が雹に降られて天に向って拳(こぶし)をふり上げ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...雹(ひょう)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...仮令思いがけない風、旱(ひでり)、水、雹(ひょう)、霜の天災を時に受くることがあっても、「エホバ与え、エホバ取り玉う」のである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...雹(ひょう)が降って十分間に打散す...
徳冨蘆花 「地蔵尊」
...四年に一度雹害があることとが...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...雹のやうな涙で水鏡は乱れて顔も映らなかつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...烈しい蹄の音が巨大な雹のやうに空一杯に反響して...
牧野信一 「沼辺より」
...能く雹(ひょう)を吐き雨を祈るべし...
南方熊楠 「十二支考」
...今度のように地の底までも通るような荒い雹(ひょう)が降ったり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ゆうべの夜半の春雷と雹の音も...
吉川英治 「紅梅の客」
...雪ともつかぬ雹(ひょう)ともつかぬふしぎなものが...
吉川英治 「神州天馬侠」
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