...宇宙塵(うちゅうじん)が雹(ひょう)のように襲来しました...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...降雹の大なること李子の如し...
太宰治 「右大臣実朝」
...今に四五月ごろの雷雨性の不連続線に伴のうて鳩卵(きゅうらん)大(だい)の降雹がほんのひとしきり襲って来れば...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...しかし、降雹がなくとも、狂風にあおられた街頭の雑品が飛んで来てぶつかれば結果は同様である...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...春の雹祭(ひょうまつり)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ある慾深(よくふか)の若い百姓が雹に降られて天に向って拳(こぶし)をふり上げ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...そこで雹祭(ひょうまつり)をする...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...雹(ひょう)の害がある...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...また雹(ひょう)を降らすのである...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...雹(ひょう)のような雨さえ降って来た...
林芙美子 「清貧の書」
...ゆうべの豪雨が此の地方では多量の雹(ひょう)を伴っていたため...
堀辰雄 「菜穂子」
...その間も水の上には間断なくハラハラと雹が降つてゐて...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...烈しい蹄の音が巨大な雹のやうに空一杯に反響して...
牧野信一 「沼辺より」
...今度のように地の底までも通るような荒い雹(ひょう)が降ったり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ゆうべの夜半の春雷と雹の音も...
吉川英治 「紅梅の客」
...雹(ひょう)まじりの大風が王城をゆるがして...
吉川英治 「三国志」
...窓や入口の雨戸へ大きな雹(ひょう)でも打(ぶ)つかるような音がした...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...雹(ひょう)みたいな雨つぶの音が...
吉川英治 「無宿人国記」
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