...零度になると融けて水になり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...零下(れいか)何度のごきげんになってしまいました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...身長五尺の上を出る事正に零寸零分...
石川啄木 「雲は天才である」
...結局お前は永久に零ぢやないか!」(Die bse Sieben には「山の神」の意あり...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...稚児(ちご)を背に負った親子三人づれの零落した姿などを見ては涙をこぼした...
田山花袋 「田舎教師」
...また現にそれを零(ゼロ)に近づけようとしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...哲学・天文・政治揃って零点...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...空間曲率Kが零であるということ――之がユークリッド性の第一規定であった――は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...不意の失火で家が焼けて――それ以来一家は零落しみさ子は学校を退ったのであるが……その折左足を挫いて...
豊島与志雄 「小説中の女」
...後者は伝説中の人物で零落せる将軍...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...即ち気温が零下十度内外あるいはこれ以下の時に出来るものである...
中谷宇吉郎 「雪」
...先生の女における知識はおそらく零だろう...
夏目漱石 「三四郎」
...遮蔽物もない零下二〇―三〇度の凛烈たる大気の中に...
久生十蘭 「海豹島」
...零時半の執筆である...
北條民雄 「頃日雑記」
...今こそ零落している様子ですが...
三田村鳶魚 「中里介山の『大菩薩峠』」
...背面の仏経は玉篇の零本を料紙にして写したるものなり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...内藏允は涙を零(こぼ)した...
森鴎外 「栗山大膳」
...室外零度でありましたからなア」という発音の中に私は彼が東北生れの訛を持つことを知った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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