...速度計が零を指しているではないか...
海野十三 「宇宙戦隊」
...零余子の仕事は閑(ひま)だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...高島一派の現勢力は殆ど零位なり彼れ豈之れと結托するの愚を為さむや或は自由...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...維新後零落した旗本の家庭...
永井荷風 「虫干」
...大気の抵抗はほとんど零になり...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...零下十五度くらいまで下る土地であるが...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...こんどは水の温度が零度近くまで上って来る...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...気温は零下十度程度で...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...零下十度ないし二十度くらいのところであることが知られた...
中谷宇吉郎 「低温室だより」
...また朝の八時零分から始る仕事場で...
中谷宇吉郎 「日本のこころ」
...そこで零下七十度以下の寒気に凍てつかされ...
久生十蘭 「南極記」
...陸軍の比率は百対零よ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...奥利根に添ひどこ迄も上つて行くと秋の日の暮れ易く道端に零れてゐた朴の葉の上にもう露が置いてゐた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...七大寺の零落したる処...
正岡子規 「俳諧大要」
...僕等は必ず零細な埋もれたものを拾ひ上げて...
吉川英治 「折々の記」
...零陵(れいりょう)...
吉川英治 「三国志」
...冬の夜など、乾いた事のないドックの底での居残り作業は、零下何度なのか、陸では知らない寒さだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...乏しいといふより殆んど零(ぜろ)に近いほど虚心(うつかり)した風をして居るのである...
若山牧水 「一家」
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