例文・使い方一覧でみる「雲足」の意味
スポンサーリンク...空をとおる雲足がむやみと速くなった... 
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...雲足は相変らず早く...
海野十三 「雷」
...昼間から怪しかった雲足はいよいよ早くなって...
寺田寅彦 「嵐」
...聞く辻占（つじうら）にいそいそと雲足（くもあし）早き雨空（あまぞら）も...
永井荷風 「すみだ川」
...聞く辻占（つじうら）にいそいそと雲足早き雨空（あまぞら）も...
永井荷風 「すみだ川」
...今（いま）しも雲足（くもあし）きれて新（あら）たに照（て）らし出（いだ）す月（つき）の光（ひか）りに...
一葉女史 「たま※［＃「ころもへん＋攀」、U+897B］」
...すこし葡萄色がかった紫の雲足は迅く...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...河の上を流れる雲足早く寒さ一層つのる...
横光利一 「欧洲紀行」
...夕映えの流れた平野の上を走る雲足に木立が冷たい...
横光利一 「夜の靴」
...雲足の迅（はや）い空をみていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――こんなことを思い出しては書きながら、時々硝子越しに空を見ていると、いつの間にか空が明るくなって、雲足が速く、樹々が黒い陰をまといながら風に揺れている...
若杉鳥子 「雨の回想」
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