...雲井なにがしが問いかけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲井なにがしの面(おもて)をながめ...
中里介山 「大菩薩峠」
...此身(このみ)は雲井(くもゐ)の鳥(とり)の羽(は)がひ自由(じゆう)なる書生(しよせい)の境界(けうがい)に今(いま)しばしは遊(あそ)ばるゝ心(こゝろ)なりしを...
一葉女史 「ゆく雲」
...原田雲井(はらだくもい)のところへ寄って...
火野葦平 「花と龍」
...原田雲井の方から...
火野葦平 「花と龍」
...布袋腹(ほていばら)の原田雲井がいった...
火野葦平 「花と龍」
...列席者は、媒酌人の井上安五郎、辻木惣八、原田雲井、玉井金五郎、それに、花嫁の附きそいとして、姉の光三...
火野葦平 「花と龍」
...原田雲井が謡(うた)った...
火野葦平 「花と龍」
...西郷・雲井らの詩ならざるべからず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...昇(のぼ)りぬる煙はそれと分(わ)かねどもなべて雲井の哀れなるかな源氏はこう思ったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「たづかなき雲井に独(ひと)り音(ね)をぞ鳴く翅(つばさ)並べし友を恋ひつつ失礼なまでお親しくさせていただいたころのことをもったいないことだと後悔される事が多いのですよ」と宰相は言いつつ去った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...遠近(をちこち)もしらぬ雲井に眺(なが)めわびかすめし宿の梢(こずゑ)をぞとふ思うには...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮は雲井の雁へ手紙をお書きになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雲井の雁は祖母の宮のお歎(なげ)きの原因に自分の恋愛問題がなっているのであると思うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雲井の雁も近ごろになってことさら父が愁色を見せることを知って恥ずかしく思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雲井の雁が父をはばかる気持ちも察して大臣は去ってしまった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かきつめて見るもかひなし藻塩草(もしほぐさ)同じ雲井の煙とをなれとお書きになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やがて出(いず)るや秋の夜の秋の夜の月毛の駒よ心して雲井にかけた時の間も急ぐ心の行衛(ゆくえ)かな秋や恨むる恋のうき何をかくねる女郎花(おみなえし)我もうき世のさがの身ぞ人に語るなこの有様も恥かしや「小督(こごう)だな」平曲(へいきょく)はちかごろ流行(はや)っているので蜘蛛太にも...
吉川英治 「親鸞」
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