...沖縄ではじめて劇詩を作った玉城親雲上(たまぐすくぺーちゃん)向受祐(朝薫)も...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...おくぶかい雲上の女房だとかお局(つぼね)だとかいうものをおもい出させるあれなのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...今からそんな雲上(うんじょう)を言うものじゃないよ...
徳田秋声 「足迹」
...山裾にこの下層雲を曳(ひ)いて雲上に聳(そび)えたっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...その左には、雲上遥かに、一万フィートのハレアカラが、薄藍色にその姿を見せている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...雲上人相手の白拍子(しらべうし)ばかりぢや世の中は足らん...
長與善郎 「青銅の基督」
...公明な雲上人(うんじょうびと)ではなかつた...
蜷川新 「天皇」
...照雲上人を戒師と頼んで盧山寺において落飾し...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...觀月のむしろに雲上の誰れそれ樣...
一葉 「暗夜」
...河竹黙阿弥が伯円の講釈の高評に動かされて「雲上野三衣策前」を劇化上演したのは明治七年十月であるから当然伯円が製作発表したのはその以前...
正岡容 「下谷練塀小路」
...雲上明覧等の書を閲(けみ)すれば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...山梨県西山梨郡相川村)信州では戸隠雲上寺(とがくしうんじょうじ)の七不思議の一つに...
柳田國男 「日本の伝説」
...彼には雲上の人間のように思われる尾州家の若殿であると知ったのもその一つなら...
吉川英治 「江戸三国志」
...――雲上殿裡(うんじょうでんり)...
吉川英治 「三国志」
...雲上(うんじょう)にまで聞えているほど名のある者ではございませぬ」「その高徳とやらが...
吉川英治 「私本太平記」
...無数の雲上人(うんじょうびと)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...雲上は政権(まつり)の争奪と...
吉川英治 「親鸞」
...雲上(うんじょう)の特性というのか...
吉川英治 「随筆 新平家」
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