...沖縄ではじめて劇詩を作った玉城親雲上(たまぐすくぺーちゃん)向受祐(朝薫)も...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...雲上から落ちた天人の樣に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やんごとない雲上(うんじょう)の女房でいらっしゃいましたから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...雲上の出であるからと云ってさまで別人あつかいをするには当らないが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...わたくしの身分とは……違うのでござりまする」「それは違いもしようが」「奥方様のお里は?」「それはいま申す通り堂上の生れ」「堂上のお生れと申しまするのは」「それは雲上(うんじょう)のこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...雲上に頭を出していたら...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...遥かに雲上にこの山頂を認めて...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...山裾にこの下層雲を曳(ひ)いて雲上に聳(そび)えたっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...雲上人相手の白拍子(しらべうし)ばかりぢや世の中は足らん...
長與善郎 「青銅の基督」
...公明な雲上人(うんじょうびと)ではなかつた...
蜷川新 「天皇」
...畢竟は京都雲上の人々竝に諸大名の下情に通ぜず...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...常々生活線上の雲上にこれを求める質でありますから生活そのものに於ては最も簡明なる思ひなきものゝみを望みます...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...しかし諸家知譜拙記(しよけちふせつき)と年々の雲上明鑑(うんしやうめいかん)とに徴して其大概を知ることが出来る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...寛政十一年の雲上明鑑には「丹家...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...屡(しばしば)雲上高貴ニ咫尺(しせき)シ...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...古くは雲上の御称号の文字を始め...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...曹操ももちろん、参内し、雲上の諸卿、朝門の百官、さては相府の諸大将など、綺羅星のごとく賓客(ひんきゃく)の座につらなっていた...
吉川英治 「三国志」
...雲上には数多(あまた)の大臣(おとど)や高官がいるに違いないが...
吉川英治 「源頼朝」
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