...沖縄ではじめて劇詩を作った玉城親雲上(たまぐすくぺーちゃん)向受祐(朝薫)も...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...雲上から落ちた天人の樣に...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...やんごとない雲上(うんじょう)の女房でいらっしゃいましたから...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...雲上の出であるからと云ってさまで別人あつかいをするには当らないが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...今からそんな雲上(うんじょう)を言うものじゃないよ...
徳田秋声 「足迹」
...雲上に頭を出していたら...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...雲よりも上なる空に出でぬれば雨の降る夜も月をこそ見れ誰かこの雲上の高きに昇るものぞ...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...觀月のむしろに雲上の誰れそれ樣...
一葉 「暗夜」
...畢竟は京都雲上の人々竝に諸大名の下情に通ぜず...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...常々生活線上の雲上にこれを求める質でありますから生活そのものに於ては最も簡明なる思ひなきものゝみを望みます...
牧野信一 「附「歌へる日まで」」
...雲上明覧等の書を閲(けみ)すれば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奏任官が親雲上と職名に書くなど...
柳田国男 「故郷七十年」
...山梨県西山梨郡相川村)信州では戸隠雲上寺(とがくしうんじょうじ)の七不思議の一つに...
柳田國男 「日本の伝説」
...錦襴の法衣、雲上の施與は、足利將軍の歴代を通じ、五山十刹の群僧がほこるところだつた...
吉川英治 「折々の記」
...雲上(うんじょう)にまで聞えているほど名のある者ではございませぬ」「その高徳とやらが...
吉川英治 「私本太平記」
...高貴な雲上の美女を疑うことまでは...
吉川英治 「私本太平記」
...それ、今(いま)世(よ)の相(すがた)を見るに、雲上の月は、絶えまなく政権(まつり)の争奪と、逸楽の妖雲に戯(たわ)むれ下天(げてん)の草々は、野望の武士の弓矢をつつむ...
吉川英治 「親鸞」
...雲上は政権(まつり)の争奪と...
吉川英治 「親鸞」
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