...「雪隠」にこもって勉強する...
...彼女は雪隠に隠れて私を探さなかった...
...雪隠に入って、読書三昧だ...
...昨日は雪隠に入り、物思いにふけっていた...
...雪隠に籠って、研究している...
...「田中君の雪隠にいて臭きを知らないものである云々と申されたのは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...裏の馬小屋と雪隠(せっちん)の境にたてた五右衛門風呂の口で...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...夜になると重兵衛は雪隠の中へ入って...
田中貢太郎 「魔王物語」
...「開(あ)かずの雪隠(せついん)」の前へいって...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうもこの雪隠に怨霊(おんりょう)が残ってならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...よって「開かずの雪隠」の名で今も大中寺七不思議の一つに残っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...祟りを怖れる人には開かずの雪隠...
中里介山 「大菩薩峠」
...座敷から見透(みす)かさるる恐れがあると思えば池を東へ廻って雪隠(せついん)の横から知らぬ間(ま)に椽(えん)の下へ出る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...椽(えん)の下を伝わって雪隠(せついん)を西へ廻って築山(つきやま)の陰から往来へ出て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...他人の弱点を抑え雪隠詰(せっちんづ)めに追い詰めると云う事は気味の宜しい事で...
西尾正 「陳情書」
...今頃は雪隠(せっちん)から出て手を洗っているよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな長雪隠(せっちん)でも四半刻(三十分)と姿を見せなきゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雪隠(せっちん)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この辺は野雪隠といふのは無いんだなあ...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...昼は雪隠(せっちん)にひそみて伏兵となり...
正岡子規 「刺客蚊公之墓碑銘」
...雪隠(せついん)の隙間(すきま)からモチ竿で...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...雪隠へ連れ込んで殺すにもあたるまい...
吉川英治 「茶漬三略」
...雪隠に烟草を吹かし帽子の型に執着する子供を「人」たらしむべき教育は実に難中の難である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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