...「雪隠」にこもって勉強する...
...彼女は雪隠に隠れて私を探さなかった...
...雪隠に入って、読書三昧だ...
...昨日は雪隠に入り、物思いにふけっていた...
...雪隠に籠って、研究している...
...十二月十一日漱石虚子様横顔の歌舞伎に似たる火鉢哉炭団いけて雪隠詰の工夫哉御家人の安火を抱くや後風土記追分で引き剥がれたる寒かな正当時の寓居は熊本市内坪井町七八とある...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...今迄雪隠の蔭にあつた時は気がつかなかつたが明るみに出して見ると品格のある木となつた...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...雪隠の方はともかくも...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ここにいう大中寺七不思議の一つ「開(あ)かずの雪隠(せついん)」というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...祟りを怖れる人には開かずの雪隠...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし彼はまだ雪隠で写生はせぬようだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これほどの大金を夢にも見たことはあるまい」「…………」「あとは雪隠だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雪隠も湯殿も入混(いれご)みになる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...雪隠詰(せっちんづめ)になりそうな...
火野葦平 「花と龍」
...雪隠詰になりかかった王は...
火野葦平 「花と龍」
...今日雪隠(せっちん)へ往って手を洗わなんだり...
南方熊楠 「十二支考」
...獄卒がこれを消毒(まよけ)のために雪隠(せついん)に撒(ふ)れと云うて酢を呉(く)れたけに...
夢野久作 「近世快人伝」
...雪隠(せっちん)虫...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...雪隠(せっちん)にはいって腹工合を整える遑(いとま)すらなかったのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...倉敷(くらしき)でいちど降りてうどん屋で雪隠(せっちん)を借りる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...雪隠で刺殺されたというではないか...
吉川英治 「茶漬三略」
...雪隠(せっちん)の窓から呶鳴(どな)った...
吉川英治 「松のや露八」
...雪隠(せっちん)の横の縁側から這いあがった...
吉川英治 「山浦清麿」
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