...雪踏みて乾(かわ)ける落葉現はれぬ一月八日 長野ホトトギス会員来る...
高浜虚子 「六百句」
...白足袋(たび)に雪踏穿(せったば)きという打(いでたち)で...
徳田秋声 「縮図」
...バッタだろうが雪踏(せった)だろうが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...切り下げの白っぽい着物の上に重味のありそうな羽織を着た年寄りのわきにぴったりとついて長い袂の大きな蝶の飛んで居る着物にまっ赤な帯を小さく結んで雪踏(せった)の音を川の流れと交って響かせて行く若い女の様子を仙二は恐ろしい様な気持で見た...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...いつの時でも女はきっと赤い帯に雪踏をはいて居た...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...見えもしない雪踏のあとをたどる様にして家にかえった...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...自分の穿(は)いている雪踏(せった)の外...
森鴎外 「雁」
...藁(わら)で出来た雪踏(ゆきぶみ)や雪沓(ゆきぐつ)や...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...雪踏(せった)を軽く擦りながら町の軒並を歩きますに...
吉川英治 「江戸三国志」
...雪踏(せった)の裏でカラリッと大地へ落とされた物を見ると...
吉川英治 「江戸三国志」
...だのに――万太郎が雪踏(せった)を鳴らして...
吉川英治 「江戸三国志」
...チャラリと雪踏を鳴らして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...雪踏(せった)の音...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...チャラリ……と雪踏(せった)の音...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...雪踏(せった)の裏金(うらがね)も鳴らぬ程に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...脱げていた雪踏に足を突ッこんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...きざな雪踏がチャラついていると思ったら……」「じゃうすうすは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...雪踏(せった)をすって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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