...また雪のような泡(あわ)が...
芥川龍之介 「偸盗」
...雪のような項(うなじ)を此方(こなた)に...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...雪のような頸脚(えりあし)が見えた...
泉鏡花 「縁結び」
...恍惚(うっとり)した雪のようなお君の顔の...
泉鏡花 「縁結び」
...雪のような手を敲(たた)く...
泉鏡花 「婦系図」
...看護婦が廊下へ雪のような裙(すそ)を出して...
泉鏡花 「婦系図」
...首を反つくりかえらして口には雪のような泡を噛み...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...雪のような白い眉の下に瞼(まぶた)重げに見開いた穏やかな慈眼の中に...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...雪のような飛沫をあげていた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...雪のような物がぼろぼろと落ちて来た...
田中貢太郎 「春心」
...其の血は白い雪のような花の茎を赤く染めたが...
田中貢太郎 「白い花赤い茎」
...単にお雪ちゃんが雪のような指先であしらっている庖丁ばかりではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪のような綺麗(きれい)なものが...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...寝床には雪のような敷布(シート)がかかっている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...小さく白い粉雪のような五味子の花に過ぎぬのだ...
牧野信一 「浪曼的時評」
...またある人々はしばしば冷たい物をそこにあてがって(例えば酢や雪のようなものをあてがって)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雪のような白い霜を浴びて...
山本周五郎 「お美津簪」
...雪のようなフェルト草履(ぞうり)を音もなく運んで浴室から出て来ると...
夢野久作 「二重心臓」
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