...この我々には寧ろ難解な語彙(ごい)をちゃんと心得ていて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...文学の鬼だのといふ難解な言葉は...
太宰治 「お伽草紙」
...どこか難解なところがある...
太宰治 「女生徒」
...最も難解なものとせられている様であるが...
太宰治 「パウロの混乱」
...それともそれが余り難解なためであるのかは知らない……...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...この難解な中国古代の思想を理解する上に...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...且つ最も難解なものの一つであらう...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...どんな芸術的な難解な方法も手法もそれには役立たなかった...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...非常に深くて難解なところにあることは確かであり...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...最も難解な形而上学に頼らなければならない(第六節)...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...まさにこの難解な推論に従って...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...全ての難解な諸学問によって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...難解な書物に直接ぶつつかつてゆくことも...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...難解なものにぶつつかつてゆく勇氣と根氣とが大切である...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...多くの人にとつて最も難解な小説なのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...難解な物の言い方をする批評家もいるでしょう...
三好十郎 「恐怖の季節」
...若君は非常に明瞭(めいりょう)に難解なところを幾通りにも読んで意味を説明することができた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...……何という難解な……不思議な事件であろう……と心の奥底で溜息をおののかせながら……...
夢野久作 「暗黒公使」
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