...縦令(たとい)怎麼(いか)なる難症なりとも...
巌谷小波 「こがね丸」
...難症の病い必ずなおしてからでなければ必ず下山せず...
太宰治 「創生記」
...この婆さんのトラホームは難症であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...難症(なんしょう)だからよく注意しなくってはいけないと...
夏目漱石 「こころ」
...後戻(あともど)りをする難症だから...
夏目漱石 「それから」
...後戻りをする難症だから...
夏目漱石 「それから」
...妊娠の診断、妊娠促進の教育および出産補助、乳分泌の増加、月経の調節、子宮偏位、乳腺の病気、月経困難症、など、である...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...かなり難症であったことは知らぬではなかった...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
...腸(ちょう)窒扶斯(チブス)に罹って中々の難症...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...幸(さいわい)に難症でもなかったと見えて日数(ひかず)凡(およ)そ二週間ばかりで快くなりましたから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...由りて世間の良醫は固疾難症を第一の病人として療治する故に...
福澤諭吉 「養生の心得」
...予はこれを知らず高山に寒夜平臥して足を不治の難症にしおわったから...
南方熊楠 「十二支考」
...メフィストフェレスちっと難症だが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??