...仕事の進捗が難渋している...
...交渉が難渋する場合は、仲裁者を入れる...
...多くのドライバーが繁忙期の渋滞に難渋している...
...外国語の発音が難渋する場合は、練習が必要だ...
...難渋する問題に取り組むために、新しいアプローチを考える...
...その度にわたくしども奥女中はいづれも難渋(なんじふ)仕り候...
芥川龍之介 「糸女覚え書」
...他の人々の難渋ごときはいささか気にも留めませぬに...
泉鏡花 「海神別荘」
...陛下の赤子たる人民の難渋を一日も早く救済すべき責任があることは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...慮外の難渋をしていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それから今一つの難渋は洗湯(ゆ)の高い事で...
薄田泣菫 「茶話」
...私のような病人はまことに難渋いたします...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...いずれにしてもそこを通り越すのはなかなか難渋なのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのためにたいへん難渋しまして...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...一時払いに難渋なひとには...
豊島与志雄 「絶縁体」
...決して常人ほどに七兵衛を難渋させる事情とはならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...文章もまた難渋をきわめたものが多かった...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...ことの外難渋いたします...
野村胡堂 「百唇の譜」
...難渋至極というべし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...夫(そ)れから大阪は暖(あったか)い処だから冬は難渋な事はないが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あとへのこされた先代円馬(当時若手で立花家橘松(きつまつ))が旅中すつかり難渋してのこの奇喜劇ではあつたのである...
正岡容 「落語家温泉録」
...それ以上はどちらへとも押し切ることを出来ぬこのような難渋も...
横光利一 「旅愁」
...いつも難渋(なんじゅう)なことのみ頼むが...
吉川英治 「新書太閤記」
...やがて王子は海員を得るに難渋するほどになった...
和辻哲郎 「鎖国」
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