...難中の至難なりといえども...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...実に難中の至難であります...
井上円了 「おばけの正体」
...しかし難中の難事は荒地に樹を植ゆることでありました...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...ここに問題は至難中の至難として現れたのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...更に難中の難であって...
海野十三 「白銅貨の効用」
...いひかへれば物を活かして使ふことは難中の難だ...
種田山頭火 「行乞記」
...罹災者(りさいしゃ)四百名中先日の大火で焼け出され避難中の再罹災者七十名であると報ぜられている...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...魂に光を放たしむることは、難中の難である...
豊島与志雄 「野に声なし」
...妻の骨を墓に埋めた私は山の家へ避難中の子供をたずねて行ったのだった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...父(ちゝ)を理攻(りぜめ)にする事は困難中の困難であつた...
夏目漱石 「それから」
...父を理攻(りぜめ)にする事は困難中の困難であった...
夏目漱石 「それから」
...けれどもそれに逢着(ほうちゃく)するのは難中の難事である...
夏目漱石 「倫敦消息」
...同じ区劃(くかく)のうちに変化極まりなく活動止まざる人世の一部分なりとも縮写せんとするは難中の難に属す...
正岡子規 「俳人蕪村」
...海路芸州へ行くよりは至難中の至難といわねばならない...
吉川英治 「新書太閤記」
...まったく身をもってこの大難中をのがれて来たといってよい主君を迎えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...至難中の至難とされ...
吉川英治 「新書太閤記」
...受難中にも一つの幸いだったといえよう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...雪隠に烟草を吹かし帽子の型に執着する子供を「人」たらしむべき教育は実に難中の難である...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
便利!手書き漢字入力検索