...野火に逢つた時には手元からも火をつけて先に野を燒いてしまつて難を免れる方法である...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...災難を免れる唯一の妙法は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...現代に活動している人でもこの一段の内容を適当に玩味することが出来れば名利の誘惑に逢って身を亡ぼすような災難を免れるだけの護符を授かるであろうと思われる...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...この困難を免れるには...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その婦人が、よその家で、平田の奥さんに向って、危難を免れる、と二度ほど口走った...
豊島与志雄 「山上湖」
...それにしてもラルフ様は非難を免れることは出来ません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...蛇を飼育すると災難を免れるという迷信があって...
武者金吉 「地震なまず」
...火事の災難を免れるという言い伝えなどは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...我ら一統もこの難を免れる...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...丸亀沖の塩飽(しわき)諸島では危く難を免れることが出来たが...
和辻哲郎 「鎖国」
...右のごとき難を免れるのみならず...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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