...これでも家の世話が私にゃ出来なくって?」さすがに夫人もこれは離れ業(わざ)であったと見え...
泉鏡花 「婦系図」
...ああわれらの大勇士川上機関大尉の運命やいかに?離れ業われ等の大勇士川上機関大尉が危い!重大命令をうけて秘密の飛行島に忍びこみ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...この離れ業をたいへんすばしこくやってのけると...
海野十三 「少年探偵長」
...彼は誰にもやれない離れ業を呀(あ)ッという間に見事にやってのけるたちだった...
海野十三 「蠅男」
...あの離れ業を演じることが出来たのであろうか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...か弱い小娘がこんな大胆な離れ業をやってのけたのだ」「共犯者だって? 君は心当りでもあるのかい」「恐らく僕達の知らない奴だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...敵の余りの離れ業に...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...殆んど身を以って一騎打の離れ業を見せる...
野上豊一郎 「闘牛」
...手玉に取るやうな離れ業が出來やう筈はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本橋の上で命がけの大離れ業(わざ)を演じ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...如何ほど彼が逞ましい離れ業に長けてゐるとは云へ...
牧野信一 「三田に来て」
...大手を振って帰って来る位の離れ業(わざ)は平気の平左なんだから...
夢野久作 「難船小僧」
...トタンに例の手で犬をポケットに納めるという離れ業を試みた……...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...離れ業にすぎなかつた迄だらう...
吉川英治 「折々の記」
...――高氏が単身でこれへ来るなどの離れ業に出るわけもない...
吉川英治 「私本太平記」
...あのルパンでなくては出来ない離れ業である...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
...僅か三百のスペイン兵を以てこの強大な武力統治国の首府へ乗り込んで行こうとするコルテスの大胆極まる離れ業の背後には...
和辻哲郎 「鎖国」
...更に彼は幹部を集めて彼の離れ業式の企図を打ち開けた...
和辻哲郎 「鎖国」
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