...本陣世古六太夫(せころくだゆう)の離れ座敷に...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...五誰も他にいなくなった離れ座敷では...
江見水蔭 「備前天一坊」
...正造はその宿舎である京橋区八官町二六番地宮下英輔方の離れ座敷を借りて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その頃は裏手のほうに廊下続きで二間ばかりの離れ座敷がございまして――これからお話するような事件のあった後でございますから...
橘外男 「蒲団」
...「従妹が離れ座敷へはいっていたあいだに...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...夫が書斎に使っていた離れ座敷の八畳が今は不用に帰しているから...
谷崎潤一郎 「鍵」
...離れ座敷の袖垣(そでがき)のもとにある八重山吹の咲くのと同時ぐらいなので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...悦子が病室に使っている離れ座敷...
谷崎潤一郎 「細雪」
...たしか離れ座敷が新築されたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分ひとり離れ座敷の夫の書斎へ行き...
谷崎潤一郎 「細雪」
...離れ座敷の縁側が見えた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...離れ座敷の八畳の間に六人の主客がチャブ台を囲み...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ようやく離れ座敷で眠りに落ちようとしたのとほぼ同じぐらいの時刻でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...〈天作〉という小料理店の離れ座敷だった...
久生十蘭 「金狼」
...二人は離れ座敷の方に行った...
火野葦平 「花と龍」
...親の苦労も知らねえで」S=旅籠「泉屋」の離れ座敷賭場が開かれて...
山中貞雄 「森の石松」
...女と二人だけで離れ座敷へ通された...
山本周五郎 「風流太平記」
...ちょうど本堂(と言っても離れ座敷のような感じのものであるが)の修繕中で...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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