...およびふだん住んでいる場所を離れるまで彼らは極めて不健康であって...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...彼は先輩たちの正式な体液説から離れることは決して出来なかった...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...船はそこを最後の歸航地として棧橋を離れると...
近松秋江 「湖光島影」
...東京から離れるということを考えるだけでも厭な気がした...
徳田秋声 「足迹」
...大衆性ということと離れることの出来ないこの一種の資格の高さは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...わたしの心を離れることがなかった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...食卓を離れるともう忘れてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ある者は北馬して江戸の中心を離れる時...
中里介山 「大菩薩峠」
...浅井君の肘(ひじ)は欄干を離れる...
夏目漱石 「虞美人草」
...利慾を離れる事の出来ない彼は...
夏目漱石 「道草」
...床を離れる途端(とたん)に...
夏目漱石 「明暗」
...けっして現実的なものを離れることはなかった...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...ゲィツヘッドから完全に離れること...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...讀み終つてそれから離れると...
堀辰雄 「室生さんへの手紙」
...永久にきみから離れる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...私はただこの家と離れることが名残(なごり)惜しくてならない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...無情の船頭、船のもやいを解いて棹(さお)を岸の石に突き立てる、船は岸を離れる、もウこれが別れ...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...君は檻車(かんしゃ)のそばを離れるな...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索