「離る」の意味
離れる
小説での「離る」の使い方
...この根より離るゝとき夢そのものも次第に凋落する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...白鷺の青田離るゝ夕哉桃葉停車場に近づけば...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...東神奈川を離るれば...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...悪僧は今わが傍(かたえ)を離るれば...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その他の高尚なる目的とこの卑近なる生活の職業はつねに離るべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...離るべからざる関係があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...離るるとも、誓(ちかい)さえ渝(かわ)らずば、千里を繋ぐ牽(ひ)き綱(つな)もあろう...
夏目漱石 「薤露行」
...(御歌会派(おうたかいは)の気まぐれに作る長歌などは端唄(はうた)にも劣り申候)しかしある人は難じて長歌が『万葉』の模型を離るるあたわざるを笑い申候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...自然に化して俗を離るるの捷径(しょうけい)ありや...
正岡子規 「俳人蕪村」
...この外投者は常に走者に注目し走者基(ベース)を離るること遠き時はその基に向って球を投ずる事等あり...
正岡子規 「ベースボール」
...今では美妙と言文一致とは離るべからざるものの如く思はれてをる...
水野葉舟 「言文一致」
...友と離るるよりは好んで父母を質に渡す...
南方熊楠 「十二支考」
...名立を離るること八里も十里も出で...
武者金吉 「地震なまず」
...又詩の叙情體を離るゝと共に加はるものなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...しばしこの本城を離るることをおゆるし下さい」と...
吉川英治 「三国志」
...虚戦(そらいくさ)本領離るる訴訟人文書(もんじよ)(訴願の)入れたる細葛(ほそつづら)追従(つゐしよう)...
吉川英治 「私本太平記」
...着ず脱がず母飢(う)えに中(あた)る時も哺(ふく)めるを吐きて子に啗(くら)わしめ母にあらざれば養われずその闌車(らんしゃ)を離るるに及べば十指の爪の中に子の不浄を食らう……計るに人々母の乳をのむこと一日八十斛(こく)父母(ちちはは)の恩重きこと天の極(きわ)まり無きがごとし「…………」「どうしたんだい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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