...相離るる能(あた)わざるもので...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...決して離るるの意はないのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...六魄離ると雖(いえど)も...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...実行と芸術とは離るべからざるものであつて...
田山録弥 「不思議な鳥」
...到底離るべからざる愛着心を感ずる...
丹波敬三 「大植物圖鑑」
... 405しかく呻めきて敵將の猛き魂魄身を離る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...哀樂月ほのじろう森黒くあらし睡れるさよ中に下界離るゝ魂二つ...
土井晩翠 「天地有情」
...離るることまさに三間です...
中里介山 「大菩薩峠」
...或は生涯僕の記憶を離るゝことがないだらうと思ふのである...
長塚節 「開業醫」
...長野の地と相離ること遠からず...
長塚節 「草津行」
...離るるに術(すべ)なし...
夏目漱石 「薤露行」
...高柳は樅の枝を離るる鳶(とび)の舞う様(さま)を眺めている...
夏目漱石 「野分」
...我れは汝と離るべき中ならず...
一葉 「暗夜」
...うき世をば今ぞ離るる留(とど)まらん名をばただすの神に任せてと歌う源氏の優美さに文学的なこの青年は感激していた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...岸遠く漕(こ)ぎ離るらんあま船に乗りおくれじと急がるるかな平生に変わって姫君はこの手紙を手に取って読んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...論理の範圍を離るゝに至らむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...もろもろの情念は一たび理性を離るるや競って増長す...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...職に離るる親多し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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