...この根より離るゝとき夢そのものも次第に凋落する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...産室を離るるに当たりて...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...若し小説家がいつまでも十八世紀のグラッブ・ストリートの生活を離るゝ能わずして一生慈善家の糧を仰ぐべく余儀なくさるゝならば...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...白鷺の青田離るゝ夕哉桃葉停車場に近づけば...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...街を離るれば、路、元荒川に沿ふ...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...悪僧は今わが傍(かたえ)を離るれば...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...下劣な楽長がその譜面台から離るるのを見るや否や...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...東の空白みかゝり塒(ねぐら)を離るゝ鴉(からす)の声も聞え候ほどに...
永井荷風 「榎物語」
...故に余が製作は常に天然と相離るゝこと能はず...
長塚節 「寫生斷片」
...離るるは合するの方便なり...
福沢諭吉 「学者安心論」
...自然に化して俗を離るるの捷径(しょうけい)ありや...
正岡子規 「俳人蕪村」
...技術は却つて我々に單に主觀的な目的を離るべきことを教へるのである...
三木清 「論理と直觀」
...「――どうです――皮と身と離るゝ体我持てば――っていうのは...
宮本百合子 「九月の或る日」
...「皮と身と離るゝ体我持てば利殖の本も買ふ気になれり」思わず――その体の持主が私共だということ...
宮本百合子 「九月の或る日」
...彼の詩は未だ嘗て実地を離るゝ能はざる也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...寸刻も役所を離るるなと申しておいたに」「はっ...
吉川英治 「大岡越前」
...心に離るる折なき頃にて...
吉川英治 「新書太閤記」
...着ず脱がず母飢(う)えに中(あた)る時も哺(ふく)めるを吐きて子に啗(くら)わしめ母にあらざれば養われずその闌車(らんしゃ)を離るるに及べば十指の爪の中に子の不浄を食らう……計るに人々母の乳をのむこと一日八十斛(こく)父母(ちちはは)の恩重きこと天の極(きわ)まり無きがごとし「…………」「どうしたんだい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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