...雛鳥が巣から飛び立つ姿を見た...
...母雛鳥が巣に戻ってくるのを待っていた...
...雛鳥たちが餌をねだる声が聞こえた...
...鳥類園で雛鳥の展示を見て回った...
...雛鳥が巣立った後、巣を片付ける必要がある...
...仮(か)りに両方の丘に久我之助の楼閣(ろうかく)と雛鳥の楼閣があったとしても...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...巣立の雛鳥が始めてつめたい世の空氣に觸れるための悲哀がそこに渦を卷いてゐたのであつた...
田山花袋 「道綱の母」
...その中に鶉の生きたのがいっぱい這入(はい)って雛鳥(ひよっこ)を詰めたようにむくむく動いている...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...さうやつて自分の手もとを勝手に離れていつた雛鳥を氣づかつてゐたのである...
堀辰雄 「巣立ち」
...そんなに私の傍へ寄つてはいやよ、日向の雛鳥、あつちへお行きよ...
牧野信一 「駒鳥の胸」
...大きな巣のなかの雛鳥のようであった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...結局甲は雛鳥の如くヒヨ/\の悲鳴を挙げ...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...雛鳥(ひなどり)のササ身が二十五匁で百六十四カロリー...
村井弦斎 「食道楽」
...八十日位の雛鳥に限るから身体(からだ)も小さいし...
村井弦斎 「食道楽」
...かつ去勢した雄鶏(おす)は母鶏(ははどり)の代用として能(よ)く雛鳥(ひなどり)を親切に撫育(ぶいく)するから外国では盛に育雛(いくすう)用にも使われる...
村井弦斎 「食道楽」
...その代り雛鳥はまだ体質が雄(おす)は雄のように発達しておらんから去勢されても平気なもので施術(しじゅつ)の結果さえ良ければ後に弱ることがない...
村井弦斎 「食道楽」
...始めは雛鳥が餌を求める姿かと思つたが...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...酒の味もさだめし悪うあるまいて――」第二章雛鳥(ひよ)ッ子(こ)たちまだまだ眠たい目を...
吉川英治 「大岡越前」
...子を負うて「雛鳥ッ子たあ...
吉川英治 「大岡越前」
...卵の殻を出たばかりの雛鳥(ひなどり)よ...
吉川英治 「新書太閤記」
...武将の雛鳥(ひなどり)たちにとっては...
吉川英治 「新書太閤記」
...可愛らしい雛鳥(ひなどり)が育ちはじめていた...
吉川英治 「源頼朝」
...初め私はこれを親鳥雛鳥のちがひだと思うたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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