...インターネット上で雑録を公開する人が増えている...
...雑録として、日々の思い出を記録するのも良い...
...雑録帳にはさまざまなメモが書かれていた...
...この本には著者の雑録が記されている...
...雑録を読むと、作者の日常や思考が垣間見える...
...巽斎自身行状を記した一巻の「蒹葭堂雑録」は如何にその心の秤(はかり)の平衡を得てゐたかを示すものである...
芥川龍之介 「僻見」
...こんな甘い雑録に...
大杉栄 「続獄中記」
...また初めの呑気至極な思い出すままだらりだらりと書いて行く与太的雑録に帰ろう...
大杉栄 「続獄中記」
...この『雑録』は、仏蘭西の稀覯書二百五十余種を翻刻して、十巻に縮めたものであるが、第一巻に『シラノ猿猴格闘録』が収められてその解説が施されてゐる...
辰野隆 「書狼書豚」
...……雑録◎閑中忙(年末年始の記)十二月十八日曇――雨...
種田山頭火 「其中日記」
...『討論新聞(ジュルナル・デ・デパ)』の雑録欄(ざつろくらん)を読んでやっていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ごく小さく雑録風に載せられているに過ぎなかった...
戸坂潤 「読書法」
...麻布襍記収むるところの小説雑録随筆のたぐい皆そのおりおり月刊文学雑誌の嘱を受けて一時の責を塞ぎしものに過ぎず...
永井荷風 「「麻布襍記」叙」
...松の内と題する雑録を草して三田文学に寄す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...それにあの雑録や日記の中にはまだ出してはないが...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...雑録でも短篇でも小説でも乃至(ないし)は俳句漢詩和歌でも...
「元日」
...大正中世亡伊藤痴遊編輯当時の雑誌「講談落語界」の雑録は...
正岡容 「山の手歳事記」
...その頃は新聞に雑録というものがあった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...朝野(ちょうや)新聞は成島柳北(なるしまりゅうほく)先生の雑録で売れたものだ...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...先ず雑録の体裁で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...また允成の著(あらわ)す所の『定所(ていしょ)雑録』等約三十冊があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...『伝聞(でんぶん)雑録』...
森鴎外 「渋江抽斎」
...まったくこの雑録の中に席を占めるに足りないということはあるまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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