...義雄としてはなか/\こころ苦しい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一個の偉大なる神話的英雄として...
高木敏雄 「比較神話学」
...英雄としての名譽をまもつて...
太宰治 「思ひ出」
...ぼくたち同胞の英雄として読まれ慕われているという事実は...
田中英光 「さようなら」
...譜代(ふだい)の臣と云う訳でもない河内介がそう云う大志を抱(いだ)くのは戦国の世の英雄として有りがちのことであり...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...戦に勝てばその君主は民族的英雄として賞讃せられ...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...学校の教育において一週の六日間はアキレス〔トロイ戦争の勇将〕をば英雄として崇拝せしめその第七日〔日曜日〕にはキリストを親愛すべしと教え...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...嘘(うそ)つきの英雄を――法螺(ほら)吹きのシラノや空威張りの雛(ひよ)っ子のシャントクレルなどを――この時代が英雄としてることは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は一種の英雄として見るべし...
中里介山 「大菩薩峠」
...必しも英雄としての偉大さを言ふのではない...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...英雄としての價値要素は...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...英雄としての尊氏は要するに大したものでなく...
萩原朔太郎 「足利尊氏」
...人道的な英雄としてベルギーの皇帝・皇后がコロンビア大学に招待された初夏の光景は壮麗に思い出される...
宮本百合子 「女の学校」
...信雄として、この人を、敬慕(けいぼ)と感激の眼で仰がずにいられない...
吉川英治 「新書太閤記」
...名残(なごり)惜しい」信雄として接待の最善を尽くそうとするつもりである...
吉川英治 「新書太閤記」
...信雄としては例外な早起きをして...
吉川英治 「新書太閤記」
...行基が当代の英雄として認識せられると共に...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...とにかく作者はここで光源氏を恋の英雄として全体的に提示した...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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