...日本の古代史においては、東夷は東北地方の蝦夷を指し、西戎は九州地方の隼人を指すとされる...
...ここにその隼人に詔りたまはく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...正学は前(さき)に棠軒を率(ゐ)て駿府加番に赴いた隼人正純(はいとまさずみ)の継嗣である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...隼人たちは、第一の桟道にかかるところで弁当をつかい、それからは桟道ごとに休みながら登ったが、木戸へ着いたときはすっかり日が暮れていた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...隼人の来ることを期待していたらしく...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...隼人は肩を落した...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...隼人は小屋の戸口の脇に立った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...たぶん御用林の仕事が済んでからになると思う」そのときは頼むと隼人は云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...隼人の耳にはっきりとよみがえってきた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「問題は土ですね」「それです」老人は頷いた、「私は四ツ沢から、――四ツ沢というのは、こちらから数えて三つめの桟道を、左へ登ったところで、肥えたいい土がありますが、俵にして背負って、さよう、百日ばかり運びましたかな、それでやっと一畝ばかりの畑が出来ました」「もう少し近くにはありませんか」「領境の向うならあります」老人は金火箸(かなひばし)で灰に図を描いた、「この如来ノ峰から二十町ばかりおりると、山火事で焼けたまま、草だけの荒地になっているところがあります、そこなら近くもあり道もよいので、ずっと楽に運べますが、隣藩の土地ですから、なかなかむずかしいと思います」「なんとか手を打ってみよう」と隼人は云った、「とにかく、このまえ話したように遊ばせておいてはよくない、力仕事をすることで、女たちの精力のはけ口にし、また働く習慣も身につくようにしよう」隣藩とは城下から交渉させるが、それまで四ツ沢の土を運んではどうか、と隼人が云い、老人もそれがよかろうと頷いた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...頼むぞ」「今夜のうちに書こう」と隼人は頷いた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...隼人はそのことをかれらに云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...隼人はつよく眉をしかめた...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...誰か話していたことが記憶に残っていたんだな」隼人はそっと首を振った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...「人の眼につかないように帰ってくれ」十八隼人は自分の肌に...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...片倉隼人から手紙が届いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...隼人に隠すことはない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...雑賀隼人の手勢は...
吉川英治 「私本太平記」
...魚住隼人(うおずみはやと)など...
吉川英治 「新書太閤記」
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