...陰險をば拒斥せざるを得ないのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...二階建(にかいだて)或(あるひ)は三階建(さんがいだて)等(とう)の最下層(さいかそう)が最(もつと)も危險(きけん)であることは...
今村明恒 「地震の話」
...渠よりはずつと先きに冒險小説で世間に名を賣つた男と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...心の實直な父は危險を恐れて賛成しなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...『危險物入箱』と記せる箱を見て...
大町桂月 「白河の關」
...別な冒險をやりながらどん/\走つてゐた...
竹久夢二 「砂がき」
...かくすることから何等の危險も誤謬もその間に生じてこないであらうといふこと...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...冐險を試みた距離の遠近に於て...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...貴方の身體にも危險です...
平出修 「計畫」
...私を毒々しい激情と下劣(げれつ)な精神と危險な僞瞞との混成物と見なしてゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その絶對主義の虚無主義と同じになる危險が大きい...
三木清 「人生論ノート」
...そのお金に就ては何かお考へになりませんでしたか? たとへば危險を感ずるとかなんとか……』『は...
水野仙子 「女」
...あんなに危險を犯しても會ひたいものかね...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...それをするものは危險人物である...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...澤山ある危險思想の中の一つに過ぎない...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...大膽と戀との舊い冐險を語つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...むしろ非常に危險なものぢやないかと思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...『此奴は危險だ!』私は周圍の人に注意した...
若山牧水 「樹木とその葉」
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