...この生活難に際しても隨分世話になりました...
石川三四郎 「浪」
...教授法なんかから言つたら、先生は亂暴よ、隨分亂暴よ...
石川啄木 「足跡」
...誤字や假名違ひは何百といふ投書家の中に隨分やる人がある...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...隨分久しく取らないんですもの...
石川啄木 「鳥影」
...隨(したが)つて吾々(われ/\)が知(し)らず識(し)らずばけものから與(あた)へられる趣味(しゆみ)の如何(いか)に豊富(ほうふ)なるかは...
伊東忠太 「妖怪研究」
...7.失した財布をヒヨツコリ又見つけると隨分うれしいものだ!8.彼が立派な馬車を買つたことをお聞きになりましたか? どこにそんな金があつたのでせうね...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...5.生涯一人の女の持つ魅力を歎賞せざるを得ないとなれば隨分退窟なことだが...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...隨つてもう今日では作者名などは抹消されてもいゝほどにあの校歌は早稻田學園のものになつてゐると私は思つてゐる...
相馬御風 「校歌「都の西北」と私」
...隨(つ)いて行(ゆ)かう予(わたし)の爲(ため)に只(たゞ)一滴(てき)をも殘(のこ)しておいてはくれぬ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...今度の隨筆集の序はどなたに御願ひしようかと出版者に相談した處...
土井晩翠 「隨筆 藪柑子」
...間違ひは御座いません」この男なら隨分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隨分人にも眼をかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...廣間の屋根へ私は隨(つ)いて上つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...此先(このさき)何(ど)うなるだらうかと疑(うたが)ひ出(だ)した迄(まで)には隨分(ずゐぶん)長(なが)い間(あひだ)經(た)ちました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...むしろ偏向が隨つて來るであらう...
三木清 「認識論」
...「畫人武清上州桐生(きりふ)に遊候時(あそびそろとき)、桐生の何某(なにがし)申候には、數年玉池(ぎよくち)へ詩を直してもらひに遣(つかは)し候(さふら)へ共(ども)、兎角(とかく)斧正(ふせい)漏(そろう)にて、時として同字などある時もありてこまり申候、これよりは五山へ願可申候間(ねがひまうすべくそろあひだ)、先生御紹介可被下(くださるべく)と頼候時、武清申候には、隨分承知致候、歸府の上なり共、當地より文通にてなり共、五山へ可申込候(まうしこむべくそろ)、しかしながら爰(こゝ)に一つの譯合あり、謝物が薄ければ、疎漏(そろう)は五山も同じ事なるべし、矢張馴染(なじみ)の天民へ氣を附て謝物をするがよささうな物と申てわらひ候由、武清はなしに御座候...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...それは隨分いろいろな身の上の人だつたが...
森鴎外 「高瀬舟」
...あの事實を隨分多勢の人が見てゐる...
吉川英治 「折々の記」
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