...山奥に隠士が住んでいると聞いた...
...隠士のように一人で暮らすのは心細い...
...彼は研究に没頭し、隠士のような生活を送っている...
...日本の古典には隠士が登場する物語が多い...
...隠士を訪ねるには山道を登らなければならない...
...ひっそり暮した風流隠士のたぐいではなかった...
太宰治 「碧眼托鉢」
...岩の上で烏(からす)に養われた聖(きよ)い隠士らに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...上野の始て公園地となされたのは看雨隠士なる人の著した東京地理沿革誌に従えば明治六年某月である...
永井荷風 「上野」
...これを慰めるように隠士(いんし)は付加えた...
中島敦 「悟浄出世」
...隠士は目脂(めやに)の溜(たま)った眼をしょぼつかせながら答えた...
中島敦 「悟浄出世」
...世を逃(のが)れたる隠士の居(きょ)なり...
夏目漱石 「薤露行」
...隠士が心を込むる草の香(かお)りも...
夏目漱石 「薤露行」
...――隠士はいう、病(やまい)怠らで去る...
夏目漱石 「薤露行」
...『開元天宝遺事』に商山の隠士高太素...
南方熊楠 「十二支考」
...「六月十四日、長泉寺避暑、寺在丸山、往昔元禄中、隠士戸田茂睡、老居此地、園植梨数十株、今有梨坂...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ぜんたいに田園の隠士という風格があった...
山本周五郎 「新潮記」
...隠士の住居でもあるらしい...
吉川英治 「三国志」
...河東武城(かとうぶじょう)の隠士...
吉川英治 「三国志」
...童子は、隠士と共に、力を協(あわ)せて、人々を万安渓の一泉へ案内した...
吉川英治 「三国志」
...鞍馬(くらま)の隠士(いんし)僧正谷(そうじょうがたに)の果心居士(かしんこじ)である...
吉川英治 「神州天馬侠」
...無禄の一隠士になった者だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...義胆(ぎたん)の士に加護(かご)あり給え天下人に代りて 城南隠士こういう貼紙(はりがみ)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...郷里岩国の隠士で片山伯耆守(ほうきのかみ)久安なる老人から...
吉川英治 「宮本武蔵」
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