例文・使い方一覧でみる「隠した」の意味

...塵芥（ごみ）箱の中へ隠したり出来ない筈だからね... 塵芥箱の中へ隠したり出来ない筈だからねの読み方
江戸川乱歩「悪魔の紋章」

...自動車王の持地の隣りに住んでゐるリイといふ男の小忰（こせがれ）も後（あと）を追うて森の茂みに姿を隠した... 自動車王の持地の隣りに住んでゐるリイといふ男の小忰も後を追うて森の茂みに姿を隠したの読み方
薄田泣菫「茶話」

...今度は酒でも呷（あお）ったように両手で隠した顔の襟頸まで真っ赤に燃えて眼を閉じて... 今度は酒でも呷ったように両手で隠した顔の襟頸まで真っ赤に燃えて眼を閉じての読み方
橘外男「陰獣トリステサ」

...九月の末に姿を隠したきり私のところには足踏みもしないのだ... 九月の末に姿を隠したきり私のところには足踏みもしないのだの読み方
近松秋江「うつり香」

...彼女の着物に顔を隠した... 彼女の着物に顔を隠したの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...男は身分を隠したがっているのだなと思って... 男は身分を隠したがっているのだなと思っての読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...隠したりしながら... 隠したりしながらの読み方
直木三十五「南国太平記」

...世と人とを見限つて姿を隠したのだ... 世と人とを見限つて姿を隠したのだの読み方
永井壮吉「冬日の窓」

...濃い模様の縁（ふち）を隠した... 濃い模様の縁を隠したの読み方
夏目漱石「それから」

...いくら隠したって駄目だよ」津田はだんだん辛防（しんぼう）し切れなくなって来た... いくら隠したって駄目だよ」津田はだんだん辛防し切れなくなって来たの読み方
夏目漱石「明暗」

...爆弾を隠したと聞いた安心に... 爆弾を隠したと聞いた安心にの読み方
野村胡堂「死の予告」

...いずれ藤三郎が隠したに決っているんだ」「と言ったって親分... いずれ藤三郎が隠したに決っているんだ」「と言ったって親分の読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...そこには金の茶釜などを隠した様子もありません... そこには金の茶釜などを隠した様子もありませんの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...その後ろに身を隠した... その後ろに身を隠したの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「くちなしの花」

...ブリーフケースの下に隠した... ブリーフケースの下に隠したの読み方
R. マッケナ　R. McKenna The Creative CAT 訳「愛と月の犬」

...小袖の衿で胸乳（むなぢ）を隠したまま... 小袖の衿で胸乳を隠したままの読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

...頭巾や笠で面（おもて）を深く隠したから... 頭巾や笠で面を深く隠したからの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...こんな所へ身を隠したのでございました」「さて... こんな所へ身を隠したのでございました」「さての読み方
吉川英治「柳生月影抄」

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