...僕は此の通り何も彼も隠さずにお前に打ち明けて居るんだぜ...
谷崎潤一郎 「戯曲体小説 真夏の夜の恋」
...隠さずに仰しゃいよ...
豊島与志雄 「反抗」
...われわれは隠さずに述べてきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...隠さずにそう御いい」彼は苦しめられるような心持がした...
夏目漱石 「道草」
...隠さずにみんなここで話してちょうだい...
夏目漱石 「明暗」
...勘次郎さんに近頃親しい女はなかったのかね」「…………」「隠さずに言って貰いたいが――」お清はしばらく躊躇(ちゅうちょ)しておりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――隠さずに教えてくれ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「何事も隠さずに言って下さい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...隠さずにいいますが...
久生十蘭 「雲の小径」
...隠さずに言ったつもりだけど...
久生十蘭 「肌色の月」
...――おれがこれだけのことを隠さずに話したのは...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...彼女は隠さずに怒りを述べていた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「どうしたことです名主さん」と治兵衛が云った、「なんのおしらべです、盗賊でも逃げこんだのですか」「かみさんや娘がいないようだな」と茂七が訊いた、「二人はどこにいるのかい」「女房はさとへゆきました、おすえもいっしょですが、あいつらを御詮議(ごせんぎ)ですか」「捜しているのは侍だ」と茂七のうしろにいた若侍が初めて云った、「谷川主計(かずえ)という者だが、知っているだろうな」「大手先の谷川さまなら知っております」治兵衛はおちついて答えた、「私が若いじぶん下男奉公にあがっていましたから」「その谷川がいる筈だ」と若侍が云った、「訴人する者があったし証拠も慥(たし)かめて来た、隠さずに云え、谷川はどこにいる」「治兵衛さん」と茂七が云った、「へたに隠しだてをしないほうがいいよ、おまえの家の裏に北寄貝の殻がたくさん捨ててあるし、毎日米のめしを炊くこともわかっている、そんな贅沢(ぜいたく)をするおまえさんじゃあない、誰かよっぽどの人が来ているに相違ないんだ」「ええ客はありました」と治兵衛が答えた、「女房のおふくろさんが十日ばかりまえに来て、今日帰ってゆきました、女房とおすえはそれを送って姥沢(うばざわ)までいったのです」おすえはそこまで聞いて、裏の戸口からぬけ出した...
山本周五郎 「失蝶記」
...それも隠さずに語った...
山本周五郎 「つばくろ」
...隠さずに云えばいま出てゆかれてはこちらで困るくらいなのだから」「それでお暇が出るというのはどういうわけでございましょうか」律義に坐った膝(ひざ)をいっそう固くしながら多助はこう云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...隠さずにみんなうちあけた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...身ぶり素振りや何かのチョットした事でもいいんだが……隠さずに云ってもらわんと...
夢野久作 「冗談に殺す」
...貴方は少しも隠さずに...
夢野久作 「白髪小僧」
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