...折から畳障りの荒らかなる...
泉鏡花 「活人形」
...(拍手喝采)△殘酷も亦甚し今日矢鱈に堤防を築いては外の障りになりますから河川法に於て八釜敷く云ふのは無理のないことで...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...見馴(みな)れてしまうとそう目障りになる程の欠陥とも感じられず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...続く金属のこすれる耳障りな音...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...おれは当り障りのないことだけを答えたが...
豊島与志雄 「失われた半身」
...何か差し障りでもあるんですか...
豊島与志雄 「常識」
...身体で稼いでいる芸者のこととて差し障りはないが...
豊島与志雄 「白木蓮」
...馬子も雲助同様の組織になっていたから荷物も聊か障りなく届いたものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...書院の庭にしきつめてある松葉は松もんもが交つてるので目障りであるがけさは濡れて居るからいかにも心持がよい...
長塚節 「十日間」
...冥土(よみじ)の障りになる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...市況の圧力が二人の神経に障り始めた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...それが復讐に来たのであるから勝手に喰はせて置けば過去の罪が消えて未来の障りが無くなるのであつた...
正岡子規 「犬」
...「止めよ/\如何に美しとも薊の刺の君が御體にも障りなば如何で怒り給はざらん...
正岡子規 「花枕」
...総督がお目障りになって甚だ恐縮ですが...
三浦環 「お蝶夫人」
...たぶんそれが障りになっているのだろう...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...妙に四角ばっているのが眼障りなくらいで...
山本周五郎 「桑の木物語」
...頼むにも色いろ差障りがあったから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...動いては傷に障ります...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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