...いくらか耳障りでないこともないが...
薄田泣菫 「独楽園」
...父に障りはしないかと私ははらはらした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...見馴(みな)れてしまうとそう目障りになる程の欠陥とも感じられず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...この気狂女の言うままになったことが癪に障りました...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...馬子も雲助同様の組織になっていたから荷物も聊か障りなく届いたものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...オルフェーブル河岸[88]で私のことをじろじろ見る犯罪捜査課の連中が目障りだが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...よくそのか弱い身に障りもしませぬか...
樋口一葉 「十三夜」
...暑さにでも障りはしませぬか...
樋口一葉 「にごりえ」
...何がお気に障りましたのとお縫はうつくしい眉に皺(しわ)を寄せて心の解(げ)しかねる躰(てい)に...
樋口一葉 「ゆく雲」
...ここに意外な障りが起った...
久生十蘭 「玉取物語」
...名乗ることに差し障りがあるとは...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...金の隠し場所が分かったのですよ」女が耳障りな声で笑いながら叫んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...中で耳障りな不協和音が響いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...当り障りのない言葉が...
本庄陸男 「石狩川」
...極く少量なら日本酒ほど障りにならんと言うだけで積極的に良いと言うわけじゃない...
三好十郎 「冒した者」
...気に障りが有る場合...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...妙に四角ばっているのが眼障りなくらいで...
山本周五郎 「桑の木物語」
...「お眼障りかと存じておいとまを願ったのですが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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