...獸は隘(せば)き戸口にはさまりて前にも後にもえ動かざりしなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ナムールの隘路通過は期待し難く...
石原莞爾 「戦争史大観」
...縦令(たとい)この地域は狭隘(きょうあい)であり磽(こうかく)であっても厳として独立した一つの王国であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...だん/\狭隘(きょうあい)を告げるようになった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そが狭隘の四壁を毀(こぼ)ち...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...いづれも狹隘なる壟斷から離れて普遍洽及のものとなつた...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...我国の大都市の狭隘な街路に醸成されることを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これを狭隘な奢侈品を作るために使用するものより優秀であり有用であることを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...分類して百にも為切(しき)ってある棚の物が己の周囲を隘(せば)めているのも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あの狭隘が敵手に落ちると...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...せっかくラケダイモン人がコリントスに近いモレアの入口において守っていた隘路を奇跡的にうち破ったのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...知らずや宇宙は卿曹の哲学に支配せらるゝが如き狭隘(けふあい)なる者に非ず...
山路愛山 「詩人論」
...しかも狹隘な書齋にのみ多く日を消してゐる身なのに...
吉川英治 「折々の記」
...陳倉道の隘路(あいろ)...
吉川英治 「三国志」
...大勢が馬首を並べては通れないような隘路(あいろ)である...
吉川英治 「三国志」
...関ヶ原以北の嶮隘(けんあい)な地形は...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここの足場は狭隘(きょうあい)だから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今のように狭隘(きょうあい)なところに立っていては...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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