...山一つ隔てて室生岬の中端にある同じ会社の姉妹坑だった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...牡鹿半島と二十四町の海峽を隔てて...
大町桂月 「金華山」
...三藏はラムプを隔てゝちら/\と見る...
高濱虚子 「俳諧師」
...大海を隔てたようだ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...仕切布で隔てられた清潔な方の室では...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...距離に於ては向う岸の渡頭から南へ一里余を隔てた...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...濠(ほり)を隔てて高い土手の松が...
夏目漱石 「それから」
...まあなんという騒ぎでしょう」厚っぽいカーテン一つを隔てて...
野村胡堂 「死の舞踏」
...彼等(ら)は僕を受け容(い)れ、拒み、僕を隔てていた...
原民喜 「鎮魂歌」
...隔てが出来て困窮するのは彼女ばかり...
平出修 「夜烏」
...それから五つ六つの空いたテエブルを隔てて向うの壁ぎはに...
堀辰雄 「エトランジェ」
...私に隔てをお持ちになって」と恨めしがるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お互いの隔てがとれてゆくようであった...
山本周五郎 「山彦乙女」
...川を隔てて緑葉の重々と繁り合っているのを仰ぎ見る心地好さ...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...彼等は白い紗布を隔てて眺めやつてゐるやうであつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...池に臨んだ並びの二間(ま)ほど隔てた先の部屋で...
吉川英治 「大岡越前」
...畦(あぜ)を隔てた宿場にまで流れて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
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