例文・使い方一覧でみる「隔て」の意味


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...幾多の山河を隔ててゐる越前の国へ...   幾多の山河を隔ててゐる越前の国への読み方
芥川龍之介 「芋粥」

...一歩を隔てた約束の世界に...   一歩を隔てた約束の世界にの読み方
芥川龍之介 「上海游記」

...隔ては一重で、つい目の前(さき)の、丁子巴の紋を見ると、莞爾々々(にこにこ)と笑いかけて、黙って引込(ひっこ)むと、またばたばたばた...   隔ては一重で、つい目の前の、丁子巴の紋を見ると、莞爾々々と笑いかけて、黙って引込むと、またばたばたばたの読み方
泉鏡花 「婦系図」

...畳二畳半ばかり隔てて父の前に座した...   畳二畳半ばかり隔てて父の前に座したの読み方
伊藤左千夫 「春の潮」

...そこから五間ばかり隔てて...   そこから五間ばかり隔てての読み方
大杉栄 「続獄中記」

...とすれば明石海峽一つを隔てた西宮産所の傀儡子が...   とすれば明石海峽一つを隔てた西宮産所の傀儡子がの読み方
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」

...その節その男の懐に這入っていたのでござります」今は僅(わず)かに一二尺の距離を隔てゝ差し向いになっている河内介は...   その節その男の懐に這入っていたのでござります」今は僅かに一二尺の距離を隔てゝ差し向いになっている河内介はの読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...あるいは中庭を隔てて遠くからかちんかちんという金物の音が聞えたり...   あるいは中庭を隔てて遠くからかちんかちんという金物の音が聞えたりの読み方
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」

...でも彼は自分とハスレルとを隔てる人々の着物や足の間に...   でも彼は自分とハスレルとを隔てる人々の着物や足の間にの読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...わたくしの仮寓していた家の裏庭からは竹垣一重を隔て...   わたくしの仮寓していた家の裏庭からは竹垣一重を隔ての読み方
永井荷風 「葛飾土産」

...川を隔てて向うの崖道を七兵衛と共に歩いて行ったのが...   川を隔てて向うの崖道を七兵衛と共に歩いて行ったのがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...ガラス一枚を隔てた二つの世界はまったく別の世界である...   ガラス一枚を隔てた二つの世界はまったく別の世界であるの読み方
中谷宇吉郎 「異魚」

...路(みち)を隔てた真ん向うには大きな唐金(からかね)の仏様があった...   路を隔てた真ん向うには大きな唐金の仏様があったの読み方
夏目漱石 「道草」

...かくて根源的空間性即ち自と他とを隔てる外面性は全く克服されるやうに見える...   かくて根源的空間性即ち自と他とを隔てる外面性は全く克服されるやうに見えるの読み方
波多野精一 「時と永遠」

...または各十年を隔てるこれらの時期が正しい平均を表わさないか...   または各十年を隔てるこれらの時期が正しい平均を表わさないかの読み方
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」

...行くかたをながめもやらんこの秋は逢坂山を霧な隔てそこんな歌を口ずさんでいた...   行くかたをながめもやらんこの秋は逢坂山を霧な隔てそこんな歌を口ずさんでいたの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...豊川(とよかわ)の流れを隔てて西東に...   豊川の流れを隔てて西東にの読み方
柳田國男 「日本の伝説」

...しかも十数世紀を隔てた今日に到って...   しかも十数世紀を隔てた今日に到っての読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

「隔て」の読みかた

「隔て」の書き方・書き順

いろんなフォントで「隔て」

「隔て」の英語の意味


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尋問する   安全確保   しばしの別れ  

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