...彼等が随喜渇仰(ずいきかつごう)した仏(ほとけ)は...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...いずれもをして随喜渇仰せしむる妙を得ていて...
泉鏡花 「婦系図」
...と称(とな)えて随喜渇仰...
泉鏡花 「婦系図」
...随喜渇仰(ずいきかつごう)の涙を零(こぼ)すという手合いだ...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...それに向つて随喜渇仰(ずゐきかつかう)してゐる...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そうして愈々(いよいよ)彼が非凡なる一代の名優であることに随喜渇仰した次第である...
中里介山 「生前身後の事」
...名優を随喜渇仰(ずいきかつごう)するもろもろの声を聞き流して...
中里介山 「大菩薩峠」
...この連中はすべて海土蔵に随喜渇仰している連中で...
中里介山 「大菩薩峠」
...お祓いをしてやろうという神主様の好意には随喜渇仰の有難味を感じたと見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...ということを説いた処が二百余人の大衆よりはじめて随喜渇仰(かつごう)極まりなく...
中里介山 「法然行伝」
...この人が綾之助を三田党の随喜渇仰(かつごう)の的に推称したということである...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...九段の本山の大会に随喜渇仰(かつごう)の涙を以て臨んで...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...随喜渇仰(ずいきかつごう)の有様なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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