...随うべくも見えざれば...
泉鏡花 「活人形」
...開化の進むに随うて...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...登るに随うて大樹が次第に稀疎となって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...影の形に随うがようであった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...人生は時に応じ境に随うてこだはらないのがよろしい...
種田山頭火 「其中日記」
...かるが故に此(こゝ)に一コスモポリタン或(あるひ)は一外人を主題とせる一作物ありて其は主題の自然の結果として所謂(いはゆる)国民性に触れたるところ著明ならず(全く之れに触れずとは言ふ能はず)随うて仮りに国民としての意識の満足を此に見るを得ずとせんも...
綱島梁川 「国民性と文学」
...二人のあとに随うのをためらった...
豊島与志雄 「自由人」
...その随うべき何かが全然欠如した...
豊島与志雄 「父の形見」
...それに随う小間使だのというものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...君の御好意に随うのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...またそれは正しき懐疑に随う安けさと静けさとを含んでもいない...
三木清 「語られざる哲学」
...感激はそれに随う安静(ルーエ)と平穏とからわれわれを光に照らされた...
三木清 「語られざる哲学」
...『周書』に楊忠周太祖竜門の狩に随うた時独り一虎に当り...
南方熊楠 「十二支考」
...虎に随うて群を放れて牛などを探索して報(しら)せ虎これを殺し食うを俟ってその残を食うものをいう...
南方熊楠 「十二支考」
...これを以て蛇色は地を逐い茅兎(かやうさぎ)(茅の中に住む兎)は必ず赤く鷹の色は樹に随うと概論したはなかなか傑(えら)い...
南方熊楠 「十二支考」
...これを一度に仕(つか)わず要に随うて片端より破って仕いたまわば一生涯乏しき事あらじという...
南方熊楠 「十二支考」
...すなわち糧を包みこれに随う...
南方熊楠 「十二支考」
...影の身に随う如く...
柳宗悦 「民藝四十年」
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