...遠ざかるに随うて...
丘浅次郎 「固形の論理」
...登るに随うて大樹が次第に稀疎となって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...影の形に随うがようであった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...人生は時に応じ境に随うてこだはらないのがよろしい...
種田山頭火 「其中日記」
...かるが故に此(こゝ)に一コスモポリタン或(あるひ)は一外人を主題とせる一作物ありて其は主題の自然の結果として所謂(いはゆる)国民性に触れたるところ著明ならず(全く之れに触れずとは言ふ能はず)随うて仮りに国民としての意識の満足を此に見るを得ずとせんも...
綱島梁川 「国民性と文学」
...(かく言ふは無意義なり)随うて此の理由によりて今の写実小説を排する所以を解する能はざる也...
綱島梁川 「国民性と文学」
...大道は到る処に随う」の句を高吟し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...氏はどの民俗も「其民俗国情に随うの外なしと云うのみである」(五一八頁)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その随うべき何かが全然欠如した...
豊島与志雄 「父の形見」
...君の御好意に随うのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...またそれは正しき懐疑に随う安けさと静けさとを含んでもいない...
三木清 「語られざる哲学」
...感激はそれに随う安静(ルーエ)と平穏とからわれわれを光に照らされた...
三木清 「語られざる哲学」
...虎に随うて群を放れて牛などを探索して報(しら)せ虎これを殺し食うを俟ってその残を食うものをいう...
南方熊楠 「十二支考」
...これを以て蛇色は地を逐い茅兎(かやうさぎ)(茅の中に住む兎)は必ず赤く鷹の色は樹に随うと概論したはなかなか傑(えら)い...
南方熊楠 「十二支考」
...万事主人の命に随うたが...
南方熊楠 「十二支考」
...僧徒にこの板が風に随うて動きやまぬごとく少しも懈(おこた)らぬよう訓(おし)えたとジュカンシュは言ったが...
南方熊楠 「十二支考」
...すなわち糧を包みこれに随う...
南方熊楠 「十二支考」
...影の身に随う如く...
柳宗悦 「民藝四十年」
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