...義雄も二階にあがつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...かの女は小石川の方で、人の二階を借り、自炊をしながら、晝は小學の教員を勤め、夜は或音樂講習所の生徒であつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...気圧の階段を通りぬけて三名は外に出...
海野十三 「怪星ガン」
...そこの階下(した)の応接室には...
海野十三 「蠅男」
...ぢいやのドウナーシヤが階だんをころがるやうにかけおりて...
オイゲン・チリコフ 鈴木三重吉訳 「そり(童話)」
...「トゥルゲーネフの生きかた」は彼の階級的制限を説く点で教える処が多く...
戸坂潤 「読書法」
...それの現段階のもつ特色から研究の原理(原理とは出発と同じ言葉である)を引き出さねばならぬ...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...二階にひっこんでしまった...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...階下の茶の間にじっと坐ってることがあった...
豊島与志雄 「古井戸」
...裏の階段から上ってゆくとか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ともかくも彼は花でいっぱいの白っぽい色調の大きな階段に導かれ金色の欄干...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...渡辺は三階へ横尾・中根・山野等とおさまることになった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...召使い達が興奮気味に階下でひそひそ話すのが聞こえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...久保の「階段」を欲しがつてゐるから是非とも譲り享けたい云々といふことが...
牧野信一 「階段」
...さつさと二階に上つて行く...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...階下(した)へ行って...
吉川英治 「大岡越前」
...家の中二階に遊んでいらっしゃいませ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして其處の或るお醫者の二階に二ヶ月ほども厄介になつてゐた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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