...名高い城内の城隍廟(じょうこうびょう)である...
芥川龍之介 「上海游記」
...――或は正面に端坐した城隍らしい像になると...
芥川龍之介 「上海游記」
...城隍(じょうこう)を始め下廻りの判官や鬼隷(きれい)も暇じゃない...
芥川龍之介 「上海游記」
...城隍が廡下(ぶか)に一夜を明かした書生の運勢を開いてやると...
芥川龍之介 「上海游記」
...今この城隍廟を目のあたりに見ると...
芥川龍之介 「上海游記」
...あんな美髯(びぜん)の城隍なら...
芥川龍之介 「上海游記」
...家の外へ出て城隍廟(じょうこうびょう)へ往った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...城隍神はそれを見てから朱筆を取り...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...友仁はすぐこれは城隍祠の府君であると思った...
田中貢太郎 「富貴発跡司志」
...支那の小説に出てくる城隍道では、どうか知らぬが、朝鮮の城隍道は、村の入口や山の登り口にある...
別所梅之助 「石を積む」
...愚民ども城隍(じょうこう)祠廟(しびょう)の神を撤(す)て去り...
南方熊楠 「十二支考」
...早起して靜かな隍邊え通ふと...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...これには空隍(からぼり)の跡がある...
柳田國男 「地名の研究」
...×若林先生はまた私達に此地の金銀崗にある城隍廟をも見せられた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...城隍廟は「聊斎志異」などを読む人人の知つてゐる神廟で...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...私達は南門内にある城隍廟を一拝した...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...城隍廟の屋梁の重なつて欹つてゐる景致の物寂びてゐるのが好かつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...城隍廟(じょうこうびょう)の廟前に勢ぞろいさせ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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