...僕は男根隆々たる清家(せいけ)の少女を以て任ずるものではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...往年の隆々たる勢力を失ひかけてゐるやうだ...
太宰治 「津軽」
...隆々たる筋肉がもりあがった命知らずの若者たちは生まれてまだこの世のなかで...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...かしこにはドイツ新興資本主義の隆々たる前途があり...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...隆々たる発展の端緒を開きはじめたのであった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...獣歯の頸掛(くびかけ)をつけた・身長六呎(フィート)五吋(インチ)の筋骨隆々たる赤銅色の戦士達の正装姿は...
中島敦 「光と風と夢」
...一日も竹刀を廃さないという隆々たる双腕を叩いてみせる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...隆々たる筋肉を西北の寒風に吹かせ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...筋骨隆々たる仁王像を感心して眺めながら...
火野葦平 「花と龍」
...彼は著名な新聞社の社会部に活躍して隆々たる名声を博してゐたが...
牧野信一 「女に臆病な男」
...本人たちもまたたとい隆々たる家運を誇ることはできぬまでも...
柳田国男 「家の話」
...況(いわ)んやその老いて益々筋骨隆々たる...
夢野久作 「近世快人伝」
...隆々たる文化を育(はぐく)みつつ...
夢野久作 「鼻の表現」
...勢い隆々たるものがあります」「小沛(しょうはい)の城は」「目下...
吉川英治 「三国志」
...曹家の将来は隆々たるものがあろうと...
吉川英治 「三国志」
...近年の隆々たるお勢いも...
吉川英治 「新書太閤記」
...隆々たる旭昇の勢いをもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...筋骨(きんこつ)隆々たる美丈夫である...
吉川英治 「新・水滸伝」
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