...革命軍の軍威隆々として大に振ふ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...東軍の軍威隆々として破竹の如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...隆々たる一具、子を作ることを為さず、空しく堂守をして煙草銭を儲けしむ...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...肩から二の腕へかけて隆々たる筋肉がもりあがっているという...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...隆々(りゅうりゅう)たる夫を持っていることが...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...細工は隆々(りゅうりゅう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...小栗が隆々として...
中里介山 「大菩薩峠」
...勢いは隆々としていた...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...二人のうち年長の男は海で生まれたかのような風貌(ふうぼう)を持ち、いかつい顔は強風で赤茶に変色し、澄んだ青い瞳は大胆不敵に光り、白髪は場違いを思わせるものの、体格は筋骨隆々、二十五年前と変わらない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...意外にもそんな宣告を受けたので隆々と鳴る腕のもつてゆき場がなくなつて何時もの癖のやうに咳払ひを挙げ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...本人たちもまたたとい隆々たる家運を誇ることはできぬまでも...
柳田国男 「家の話」
...鼻は外国人のように隆々と聳(そび)えていて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その隆々たる軍備の急速と大規模なのを見て...
吉川英治 「三国志」
...予章(よしょう)の太守もまた彼の下風について降を乞うてくるなど――隆々たる勢いであった...
吉川英治 「三国志」
...いや隆々として若い盛りにあるのだ...
吉川英治 「三国志」
...曹家の将来は隆々たるものがあろうと...
吉川英治 「三国志」
...武松の身長(みのた)け隆々たる筋骨は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その源氏が、隆々と興って、治承、寿永の世にわたって、平家を剿滅(そうめつ)して行ったころには、源平両軍が戟(ほこ)を交(まじ)えるところに、佐々木三郎盛綱(もりつな)の名が功名帳に輝かないところはなかった...
吉川英治 「親鸞」
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