...そのとき、ぱたんと音がして、部屋の隅っこに、一つのまるい穴があいた...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...彼はいつでも淋しく校庭の隅っこに小さくなっていたのです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...彼は何時間もぶっとおしにそこらの隅っこに...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...隅っこに屈みこんでいる...
豊島与志雄 「変る」
...隅っこに引っこんでばかりいないで...
豊島与志雄 「月かげ」
...どこかの隅っこに臭気がこびりついており...
豊島与志雄 「未亡人」
...棚の隅っこに埃をかぶって忘れられてることが多い...
豊島与志雄 「私の信条」
...ツイ今しがたまでカフェー人魚(シレネ)の隅っこに...
野村胡堂 「女記者の役割」
...狭い汚い部屋の隅っこに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうしていいのか見当も付かぬらしく部屋の隅っこに額を鳩(あつ)めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...部屋の隅っこに小さくなっていると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...髑髏を描いてある場所の斜め反対の隅っこに...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...そういう念の入った隅っこに隠すことは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...子供らは怖がって隅っこにうずくまり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...もっと隅っこに邪魔にならないよう寝ていろ...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...もしも横丁か何かの隅っこにいたのだったら...
柳田国男 「故郷七十年」
...室の隅っこに淋しく残された鏡台...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...左次郎は隅っこに寝ていた...
吉川英治 「醤油仏」
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