...心の隅々まで行き渡らせねばならない...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...隅々まで晴れ渡つた空が第一に気持よく映つた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...その工場の内部を隅々まで調べてみたが...
海野十三 「地獄街道」
...その頃の長崎にはロシアの東洋艦隊の勢力が港町の隅々まで浸潤していた...
寺田寅彦 「二つの正月」
...批評的作品の隅々までも色づける...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物の隅々まで影の無い明るみを作っていた...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...庭の隅々まで歩いてみた...
豊島与志雄 「人の国」
...物の隅々まで訪れて...
豊島与志雄 「真夜中から黎明まで」
...あの晩真っ先に自分の肉体を隅々まで調べられているのです...
橋本五郎 「地図にない街」
...日本の隅々まで十年あまり行子の所在をたずねまわった末...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...身体の隅々まで洗ってやるまめまめしい日々をかさねているうちに...
久生十蘭 「虹の橋」
...作者の血が隅々まで通いきっていないところがある...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...その他屋内は隅々まで検査を経ざる所なし...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...部屋の隅々まで荒れ廻るやうな気がする...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...声は隅々まで聞えた...
森鴎外 「山椒大夫」
...すでに隅々まで読みつくした新聞をひっくりかえしながら...
山川方夫 「待っている女」
...大きいのになると随分遠方の隅々まで利く...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...完成した人間の細胞の隅々までも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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