...その工場の内部を隅々まで調べてみたが...
海野十三 「地獄街道」
...今日では既に世界の隅々まで進出するに至りました...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...身體の隅々まで物音がはいりこんで犇(ひし)めき合ふ...
田畑修一郎 「南方」
...隅々まで妙に綺麗になったようだ...
豊島与志雄 「女客一週間」
...隅々までは能く見えない...
永井荷風 「鴎外先生」
...凡(およ)そ八景の名所名所の隅々まで...
中里介山 「大菩薩峠」
...時間の隅々までが利用され...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...その風(ふう)が全国の隅々までも靡(なび)かして...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...国土の隅々まで波も騒がぬこの治世...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...皇帝の体質は隅々まで知っておる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...部屋を隅々までさっと見渡した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...そしてその怒りを彼女たちの五体の隅々まで吹きこみ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...隅々まで一点の胡麻化しもない描写である...
柳宗悦 「民藝四十年」
...大きいのになると随分遠方の隅々まで利く...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...およそ城内の勝手ならどんな隅々までも知りつくしていたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は心の隅々までを...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...それでいい裸像群の隅々までも...
蘭郁二郎 「足の裏」
...隅々までも掻き廻し始めた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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