例文・使い方一覧でみる「陽気な」の意味
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泉鏡花 「縁結び」
...陽気な友達は発明家のことなどはすぐ忘れてしまつて...
薄田泣菫 「茶話」
...同じ海士の家でも海岸にある海士の家は浪の音の壮快さなどがともなっていてどことなく陽気なところがありますが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...陽気な巨人がゆったりと構えて坐っていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...盛装に草鞋（わらじ）ばきという珍しい出で立ちの婦人の賑やかに陽気な一群と同乗した...
寺田寅彦 「札幌まで」
...それに「ニッポン」人にとって陽気なカッポレも国際的には可なり淋しい曲だというＡＫ中山常務理事の説明でもある...
戸坂潤 「社会時評」
...囃子（はやし）の陽気な笛太鼓につれて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小生意気で陽気な顔...
Ｈ・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...陽気な桜湯の縁台が...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...裸一貫で仕上げて来た人だけに、お精進日ばかりが重なることはないから、陽気な跳返った、人間欲望をまる出しに剥（む）き出した、傍若無人な生活態度が、古い伝統の町に際立って見えた...
長谷川時雨 「鉄くそぶとり」
...羊たちに陽気な声をかけることも...
Ａ. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...陽気な唄うたひを終つて帰りがけの娘たちが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...大きなよく通る陽気な声で...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...彼の前には陽気なものだけが跳ねていた...
本庄陸男 「石狩川」
...（c）平凡なやや陽気な内容をとり上げるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おれはあの陽気なキャムプがなつかしいな...
山川方夫 「その一年」
...双方の車は安心のあとの陽気な気持ちで...
横光利一 「比叡」
...「オイ、おみせだぜ――」その爺（おやじ）の声を引とるように、「あら、いらっしゃい……」と、この古ぼけた居酒屋に似合わぬ、陽気な、若い女の声がすると、赤い塗下駄を引っかけた、結綿の女がぱっと花が咲いたように出て来た...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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